NYプラチナ市況=プラチナが続伸、パラジウムは反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/10)   991.5     1020.3       990.5      1011.4    + 19.7
         (25/ 1)  1001.4     1030.8      1000.6      1022.2    + 20.9
 パラジウム  (24/12)  1045.00    1076.00     1041.00     1051.20   + 12.80
         (25/ 3)  1057.50    1080.50     1056.00     1058.70   + 12.80
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          47,599         47,616        74,283       (-    885)
 パラジウム          4,082          3,198        18,853       (-    117)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,175.11  + 260.36
     前日  144.74/76   1.1131/33   ・ナスダック         18,190.29  + 108.08
     本日  144.83/85   1.1175/77   ・10年米国債利回り      3.79  +   0.00
・NY原油  (24/11)   67.67 - 2.02  ・SPDR保有金残高    877.12      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは反発。前日比は、プラ
チナが19.0〜23.5ドル高、中心限月の1月限が20.9ドル高、パラジウムが
11.00〜12.80ドル高、中心限月の12月限は12.80ドル高。
 プラチナ1月限は続伸。時間外取引では、ドル安や中国の景気刺激策に対する期待感
を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、買い戻されて上値を伸ばした。日中取
引では、ドル高に上値を抑えられたが、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しに
変わりはなく、押し目を買われた。
 パラジウム12月限は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しや他の貴金属の堅
調を受けて押し目を買われた。
 プラチナ1月限は時間外取引を1000.6〜1030.8ドルのレンジで推移し、
前日比25.4ドル高の1026.7ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、ドル安
や中国の景気刺激策に対する期待感を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、買
い戻されて上値を伸ばした。
 日中取引では、ドル高に上値を抑えられ、1013.0ドルまで下落した。その後
は、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しに変わりはなく、押し目を買われた。
 米新規失業保険申請件数は、前週比4000件減の21万8000件と、5月中旬以
来、4カ月ぶりの低水準となった。市場予想の22万5000件に反して減少した。第
2四半期の米実質国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比3.0%増と、予想
通りに改定値からの変更はなかった。8月の米耐久財受注統計によると、設備投資の先
行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注は0.2%増加した。市場
予想は横ばいだった。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1041.00〜1076.00ドルのレンジ
で推移し、前日比30.10ドル高の1068.50ドルとなった。12月限は高寄り
したのち、ドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、
買い戻されて上値を伸ばした。
 日中取引は、ドル高を受けて上げ一服となり、1048.00ドルまで下落した。そ
の後は、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しに変わりはなく、押し目を買われ
た。
 25日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの14万5586
オンス、パラジウムは同変わらずの3万9257オンス。
今日の材料
・米新規失業保険申請件数は、前週比4000件減の21万8000件と、5月中旬以
来、4カ月ぶりの低水準となった。市場予想(22万5000件)に反して減少した。
・第2四半期の米実質国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比3.0%増と、
予想通りに改定値からの変更はなかった。堅調な消費支出に後押しされた成長加速が確
認された。
・米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、同連銀などが公表するレファレンスレー
ト(参照金利)が市場でどのように使用されているかを検証する新たな委員会を来月に
も立ち上げると発表した。
・イエレン米財務長官は、労働市場と物価を巡る経済指標で、米経済はソフトランディ
ング(軟着陸)への軌道に乗っていることが示されていると述べた。
・8月の米耐久財受注統計によると、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資
本財(コア資本財)受注は0.2%増加した。市場予想は横ばいだった。 前月は
0.1%減から0.2%減に下方改定された。
・8月の米中古住宅販売仮契約指数は前月比0.6%上昇の70.6となった。
2001年の統計開始以来最低だった7月の70.2からは上昇したものの、それに近
い水準で推移した。
・米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事は、銀行によるFRBの割引窓口(ディ
スカウント・ウィンドウ)貸出制度の利用は、流動性のニーズに応じた一般的なもので
はなく、緊急時の対応を目的とするとの見解を示した。
・イスラエルのネタニヤフ首相はレバノンのヒズボラ拠点に対する攻撃を無期限に継続
する意向を示し、米国とその同盟国による停戦確保への取り組みを拒否した。
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