NY金・銀市況=金が反発、ドル高も押し目を買われる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/10)  2642.8     2650.1      2640.0      2657.1     + 10.0
          (24/12)  2679.9     2683.4      2657.8      2679.2     +  9.5
   銀     (24/12)  3210.0     3248.5      3165.0      3246.4     + 54.4
         (25/ 3)  3251.5     3288.5      3207.0      3287.1     + 55.2
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           136,918       129,337       529,827        (-  3,280)
  銀           58,510        71,802       146,105        (+  1,348)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,011.59  - 184.93
     前日  146.50/52   1.1045/47   ・ナスダック         17,918.48  -   6.64
     本日  146.94/96   1.1028/30   ・10年米国債利回り      3.85  +   0.07
・NY原油  (24/11)   73.71 + 3.61  ・SPDR保有金残高    874.82      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は反発、銀は続伸。終値の前日比は金は9.3〜10.2ドル高、中
心限月の12月限が9.5ドル高、銀が53.8〜56.5セント高、中心限月の12
月限は54.4セント高。
 金12月限は反発。時間外取引では、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に
入ると、欧州中央銀行(ECB)の利下げ見通しを受けて下げ幅を拡大した。日中取引
では、米ISM非製造業総合指数の上昇が圧迫要因になったが、押し目を買われた。
 銀12月限は金堅調を受けて押し目を買われた。
 ニューヨーク金12月限は反発。時間外取引では2660.8〜2683.4ドルの
レンジで推移、前日比1.4ドル安の2668.3ドルとなった。12月限は高寄りし
たのち、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、欧州中央銀行(EC
B)の利下げ見通しを受けて下げ幅を拡大した。
 日中取引では、米ISM非製造業総合指数の上昇が圧迫要因になり、2657.8ド
ルまで下落した。その後は、ドル高一服を受けて押し目を買われ、2682.4ドルま
で上昇した。
 9月の米ISM非製造業総合指数は54.9と前月の51.5から上昇し、2023
年2月以来、約1年半ぶりの高水準を付けた。市場予想の51.7も上回った。ただ米
新規失業保険申請件数は、前週比6000件増の22万5000件となった。米連邦準
備理事会(FRB)の利下げ見通しに変わりはなく、ドル高が一服すると、押し目をか
われた。
 ニューヨーク銀12月限は、時間外取引で3165.0〜3217.0セントのレン
ジで推移し、前日比14.0セント安の3178.0セントとなった。12月限は高寄
りしたのち、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、欧州中央銀行(E
CB)の利下げ見通しや金軟調を受けて下げ幅を拡大した。
 日中取引では、米ISM非製造業総合指数の上昇に上値を抑えられたが、ドル高一服
や金に押し目買いが入ったことを受けて堅調となった。時間外取引の高値を突破し、
3248.5セントまで上昇した。
 10月2日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比6万4334オンス減の
1704万8314オンス、銀は43万0966オンス増の3億0549万8902オ
ンス。

今日の材料
・9月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.6と、
前月の51.0から低下し、好不況の分かれ目となる50を2月以降初めて割り込ん
だ。速報値の48.9は大幅に上回った。
・米新規失業保険申請件数は、前週比6000件増の22万5000件となった。市場
予想は22万件だった。
・9月の米ISM非製造業総合指数は54.9と前月の51.5から上昇し、2023
年2月以来、約1年半ぶりの高水準を付けた。市場予想の51.7も上回り、経済が第
3四半期も堅調に推移したことが裏付けられた。
・8月の米製造業新規受注は前月比0.2%減少した。市場予想は変わらずだった。前
月は5.0%増から4.9%増に小幅下方修正された。
・バイデン米大統領は、イスラエルがイランによるミサイル攻撃の報復としてイランの
石油施設を攻撃することを支持するかという記者団からの質問に対し「議論していると
ころだ」と応じた。
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