ＦＲＢは１１月以降、利下げペースを早める可能性が高いとの見方も

　先週の予想外に強い米雇用統計を受けて、短期金融市場では１１月ＦＯＭＣでの大幅利下げの可能性を完全に排除する一方、僅かではあるが据え置きの可能性も織り込んでいる。ＣＭＥのＦｅｄウォッチでは０．２５％の利下げの確率を８４％、据え置きを１６％で織り込んでいる。

　エコノミストからは、来月の０．２５％ポイントの利下げは依然最有力と述べる一方、今回の米雇用統計がその後のより早いペースでの利下げをＦＲＢに強いる可能性に言及している。
　同エコノミストは予想外に強かった金曜日の９月の米雇用統計について疑念を抱いており、回答率が低かった点を考慮すると、下方修正される余地が大きいと述べている。

　なお、１１月ＦＯＭＣは１１月７日で、１０月分の米雇用統計の発表は１１月１日となっている。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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