NY金・銀市況=総じて続落、米国債の利回り上昇が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/12)  2671.7     2679.2      2657.3      2666.0     -  1.8
          (25/ 2)  2692.9     2702.2      2680.5      2689.1     -  1.6
   銀     (24/12)  3245.0     3259.5      3165.5      3200.4     - 39.0
         (25/ 3)  3288.0     3298.5      3207.5      3242.3     - 39.2
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           134,538       211,408       529,919        (+  1,479)
  銀           58,196        90,284       147,439        (+    880)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          41,954.24  - 398.51
     前日  148.68/70   1.0974/76   ・ナスダック         17,923.91  - 213.94
     本日  148.18/20   1.0973/75   ・10年米国債利回り      4.02  +   0.04
・NY原油  (24/11)   77.14 + 2.76  ・SPDR保有金残高    876.26  -   1.15
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は総じて続落。終値の前日比は金は2.0ドル安〜5.6ドル
高、中心限月の12月限が1.8ドル安、銀が39.3〜34.7セント安、中心限月
の12月限は39.0セント安。
 金12月限は続落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測
の後退を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、押し目を買われて下げ一服とな
った。日中取引では、米国債の利回り上昇を受けて戻りを売られた。
 銀12月限は米国債の利回り上昇や金軟調を受けて売り優勢となった。
 ニューヨーク金12月限は反落。時間外取引では2659.1〜2679.2ドルの
レンジで推移、前日比8.8ドル高の2676.6ドルとなった。12月限は高寄りし
たのち、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測の後退を受けて売り優勢となっ
た。欧州時間に入ると、押し目を買われて下げ一服となった。
 日中取引では、米国債の利回り上昇を受けて戻りを売られた。時間外取引の安値を割
り込み、2657.3ドルまで下落した。売り一巡後は買い戻されて下げ一服となっ
た。
 米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測の後退を受けて米国債の利回りが上昇
したことが圧迫要因になった。予想以上の米雇用統計を受けて労働市場の行方が焦点に
なっている。
 ニューヨーク銀12月限は、時間外取引で3206.5〜3259.5セントのレン
ジで推移し、前日比19.4セント安の3220.0セントとなった。12月限は高寄
りしたのち、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測の後退を受けて売り優勢と
なった。欧州時間に入ると、金の下げ一服が下支えになった。
 日中取引では、米国債の利回り上昇や金軟調を受けて売り優勢となった。時間外取引
の安値を割り込み、3165.5セントまで下落した。
 10月4日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比変わらずの1704万8314
オンス、銀は72万0581オンス減の3億0587万3004オンス。

今日の材料
・8月の独製造業新規受注は前年比3.9%減少、市場予想は1.6%減少。
・8月のユーロ圏小売売上高は前月比0.2%増となった。EU全体は0.3%増。
・10月のユーロ圏投資家センチメント指数はマイナス13.8と、4カ月ぶりに上昇
した。先行きへの期待が高まったことで予想外の上昇となった。
・ドイツ経済省の報道官は、2024年の経済成長率見通し(インフレ調整後)を従来
の0.3%のプラス成長から0.2%のマイナス成長へと下方修正すると明らかにし
た。
・米国務省報道官は、イスラエルのレバノンでの地上作戦について、米政府は現時点で
も限定的なものと見なしているとの見解を示した。
・米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、米経済は回復力があり、労働市場は弱
まりの兆しが出ているもののなお力強いと感じていると述べ、連邦準備理事会(FR
B)の利下げはこうした状態を維持することを目的としているとの見解を示した。
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