アジア株 米大統領選を警戒、トランプでもハリスでもインフレ再加速か 来年の豪CPIは先進国で最も高くなる見込み 東京時間14:03現在 香港ハンセン指数 20553.35(-206.80 -1.00%) 中国上海総合指数 3286.17(-16.64 -0.50%) 台湾加権指数 23212.61(-122.15 -0.52%) 韓国総合株価指数 2585.79(-13.83 -0.53%) 豪ASX200指数 8210.80(-5.21 -0.06%) インドSENSEX30種 80103.25(+21.27 +0.03%) アジア株はまちまち、米大統領選への警戒感が高まっている。 トランプ氏ならインフレ再加速のほか、中国をはじめ欧州にも高い関税を課すとしており貿易摩擦激化問題が懸念される。一部ではトランプ氏だろうがハリス氏だろうが、どちらが勝っても米インフレ再加速との見方もあり、為替市場ではドル買いが進んでいる。人民元は対ドルで3カ月ぶり安値圏。 上海株は売り優勢も下値は限定的。今月末にも開催される全国人民代表大会(全人代)常務委員会への期待感が広がっている。 豪州株は前営業日比変わらず。銀行や保険、証券など金融株が総じて上昇。ハイテクや素材、消費財関連は下落している。中国景気回復期待は高まっているものの、豪中銀の利下げ開始の遅れが懸念されている。 豪州9月の雇用統計に続いて第3四半期CPIも強い内容となれば、利下げ開始は市場が予想しているよりもはるかに遅くなる可能性がある。ハウザー豪中銀副総裁はインフレは高すぎる、他国のように大幅な、あるいは早く金利を引き下げることはないとしている。IMFは来年の豪消費者物価指数予想を従来の2.8%から3.6%に大幅に引き上げた、豪財務省が25年半ばまでに2.75%に低下するとの予測とは対照的になる。IMFの予測通りなら豪州のインフレはスロバキア除く先進国でもっとも高くなる。
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