アジア株 香港株は大幅続落 「トリプルレッド」米インフレ加速懸念、利下げ停止の可能性も 東京時間14:08現在 香港ハンセン指数 19568.10(-255.35 -1.31%) 中国上海総合指数 3428.37(-10.90 -0.32%) 台湾加権指数 22770.00(-90.23 -0.39%) 韓国総合株価指数 2430.14(+13.06 +0.54%) 豪ASX200指数 8231.30(+37.95 +0.46%) インドSENSEX30種 77863.81(+172.86 +0.22%) アジア株は高安まちまち。 香港株は大幅続落、上海株は反落。米中対立激化や米インフレ加速が懸念されている。 共和党が上下両院を支配する「トリプルレッド」確実でトランプ氏が政策を進めやすくなることから、米インフレ加速懸念が一段と高まっている。インフレ再加速となれば利下げ停止どころか、利上げをせざるを得ない状況になる可能性もある。香港は金融政策を米国に連動させているため、米利下げ停止観測は香港株式市場にとってネガティブだ。 インフレ加速観測で為替相場ではドルが独歩高、人民元は対ドルで8月以来の安値をつけている。韓国ウォンは約2年ぶり安値をつけており、韓国財務相は必要であれば措置を講じると牽制している。 トランプ次期大統領は対中強硬派のルビオ氏を次期米国務長官に指名した。ルビオ氏が外交トップに起用されたことにより、米国と中国の関係が今後数年でさらに悪化する恐れがある。トランプ氏は「ルビオ氏は敵に決して屈しない勇敢な戦士となるだろう」と述べた。同じく対中強硬派のウォルツ氏は以前、米国にとって中国は他のどの国よりも「大きな脅威」だと見ており、米国は中国からの脅威に対抗できるよう努力すべきだと述べていた。 香港株は約7週間ぶり安値をつけている。龍湖集団や中国海外発展、華潤置地、九龍倉置業地産投資など不動産株が総じて下落。JDドットコムやレノボ、美団、バイドゥ、シャオミ、アリババなどハイテク関連も下落している。一方、テンセントホールディングスは2.2%高と逆行高、四半期決算で純利益が市場予想を大きく上回ったことが好感されている。
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