14日の東京株式市場は朝方は買い優勢の展開だったがその後に軟化、後場取引き終盤になると売り圧力が強まり、日経平均は安値引けとなった。 大引けの日経平均株価は前営業日比185円96銭安の3万8535円70銭と反落。プライム市場の売買高概算は21億4202万株、売買代金概算は4兆6150億円。値上がり銘柄数は528、対して値下がり銘柄数は1075、変わらずは42銘柄だった。 きょうの東京市場は朝方は買いが優勢だった。主力株をはじめ広範囲に買い戻しの動きが表面化し、日経平均は頑強な値動きを示したが、上昇一巡後は一転して売りに押される地合いに変わった。前日の米国株市場では10月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想と合致したことで、安心感が広がりNYダウが小幅ながら上昇した。また、外国為替市場では1ドル=156円台まで円安が進んだことも相場の下支え材料となった。しかし、後場に入ると先物主導で売り圧力が表面化し、日経平均は下値を試す展開を強いられた。半導体関連株などの下げがマーケットのセンチメントを悪化させた。値下がり銘柄数は1000を超え全体の65%を占めている。 個別では、売買代金上位を占めたディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連の主力株が軒並み下落したほか、ソフトバンクグループ<9984>も安い。フジクラ<5803>も売りに押された。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が軟調、関西電力<9503>の下げが目立つ。UTグループ<2146>はストップ安となり、ロート製薬<4527>、堀場製作所<6856>なども急落した。 半面、売買代金トップとなった三菱重工業<7011>が上昇、川崎重工業<7012>も終始買いが優勢となった。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが堅調、メルカリ<4385>も上昇した。三井E&S<7003>が商いを膨らませ値を飛ばしたほか、THK<6481>も急伸をみせている。ビジョン<9416>がストップ高で値上がり率トップに買われ、青山商事<8219>も大幅高となった。ライフドリンク カンパニー<2585>も値幅制限いっぱいに買われた。 出所:MINKABU PRESS
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