NYプラチナ市況=プラチナが続伸、パラジウムは反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)   944.4      956.9       938.4       945.1    +  1.1
         (25/ 4)   950.7     965.1       948.0       954.0    +  1.2
 パラジウム  (24/12)   940.00     965.00      934.00      943.30   + 17.60
         (25/ 3)   949.00     978.50      949.00      955.00   + 17.70
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          19,675         25,234        90,329       (+    416)
 パラジウム          7,951          8,787        19,692       (+    706)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          43,444.99  - 305.87
     前日  156.28/30   1.0520/22   ・ナスダック         18,680.12  - 427.53
     本日  154.30/32   1.0527/29   ・10年米国債利回り      4.43  -   0.02
・NY原油  (24/12)   67.02 - 1.68  ・SPDR保有金残高    867.37  -   1.15
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは反発。前日比はプラ
チナが0.7〜1.2ドル高、中心限月の1月限が1.1ドル高、パラジウムが
16.00〜17.90ドル高、中心限月の12月限は17.60ドル高。
 プラチナ1月限は続伸。時間外取引では、ドル高を受けて戻りを売られた。欧州時間
に入ると、買い戻し主導で上昇した。日中取引では、予想以上の米小売売上高や金軟調
を受けて上げ一服となった。
 パラジウム12月限は欧州時間に買い戻し主導で上昇したのち、日中取引で他の貴金
属の上げ一服に上値を抑えられた。
 プラチナ1月限は時間外取引を938.4〜956.9ドルのレンジで推移し、前日
比8.5ドル高の952.5ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、ドル高を受けて
戻りを売られた。欧州時間に入ると、買い戻し主導で上昇した。
 日中取引では、予想以上の米小売売上高や金軟調を受けて上げ一服となった。序盤の
安値を割り込み、944.1ドルまで下落した。
 トランプトレードが一服し、買い戻される場面も見られたが、予想以上の米小売売上
高に上値を抑えられた。10月の米小売売上高は前月比0.4%増加した。自動車や電
化製品の堅調な売り上げが追い風となり、市場予想の0.3%増を上回った。
 パラジウム12月限は、時間外取引を934.00〜965.00ドルのレンジで推
移し、前日比24.80ドル高の950.50ドルとなった。12月限は高寄りしたの
ち、買い戻されて堅調となった。欧州時間に入ると、上げ幅を拡大した。
 日中取引では、予想以上の米小売売上高や他の貴金属の軟調を受けて上げ一服とな
り、939.00ドルまで下落した。
 14日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの13万9285
オンス、パラジウムは同変わらずの3万8531オンス。
今日の材料
・9月の英国内総生産(GDP)は前月比0.1%減と予想外のマイナスとなり、第3
四半期GDP速報値の伸びは鈍化した。9月はサービス業が横ばい、製造業と建設業が
落ち込んだ。
・米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、景気を刺激も冷やしもしない中立金利の水
準を巡る見解の相違がある場合、連邦準備理事会(FRB)が利下げペースを鈍化させ
ることは理にかなうと述べた。
・10月の米小売売上高は前月比0.4%増加した。自動車や電化製品の堅調な売り上
げが追い風となり、市場予想の0.3%増を上回った。
・10月の米輸入物価指数は、前月比0.3%上昇だった。市場予想は0.1%下落だ
った。予想外の上昇となり、ここ数カ月、インフレ抑制の進展が見られないことを改め
て示唆した。
・米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で
追加利下げを実施すべきかどうかを判断する前に、より多くのデータを見極めたいと述
べた。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのパネッタ・イタリア中銀総裁は、包括的な
貿易障壁は利益よりも害をもたらし、効果がない可能性があるとの見方を示した。
・10月の米鉱工業生産指数は前月比0.3%低下と、エコノミスト予想と一致した。
2カ月連続の低下となり、米国を相次いで襲った大型ハリケーンのほか、米航空機大手
ボーイングのストライキの影響が引き続き響いたとみられる。
・欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、ユーロ圏20カ国の経済成長率が
2025年に1.3%、26年に1.6%となり、24年の0.8%から加速するとの
見通しを公表した。
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