NY金・銀市況=続伸、金がウクライナ情勢緊張の地政学的リスクで2ケタ高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/12)  2616.3     2643.4      2614.2      2631.0     + 16.4
          (25/ 2)  2639.8     2667.0      2638.1      2654.6     + 16.4
   銀     (24/12)  3124.5     3161.5      3112.5      3126.2     +  3.8
         (25/ 3)  3166.0     3203.5      3155.5      3169.3     +  4.1
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           236,679       235,294       515,181        (-  3,001)
  銀           71,794        66,661       143,693        (-    513)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          43,268.94  - 120.66
     前日  154.58/60   1.0592/94   ・ナスダック         18,987.47  + 195.66
     本日  154.67/69   1.0596/98   ・10年米国債利回り      4.39  -   0.02
・NY原油  (25/1)   69.24 + 0.07   ・SPDR保有金残高    871.65  +   1.72
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は続伸。中心限月の前日比は金12月限が16.4ドル高、銀は
12月限が9.1セント高。
 金12月限は続伸。時間外取引では、アジア時間から続伸。ウクライナが米国製長距
離ミサイルをロシア領内に発射攻撃したとの報道を受け、欧州時間に一段高となり、一
時25ドル超の上昇となった。日中取引はプーチン大統領が核ドクトリンの改定を承認
し、核兵器の使用基準を緩和したことから地政学的リスクの買いで序盤に上げ幅を拡大
した。その後、ドル堅調から上げ幅を縮小場面があったが、買い意欲は旺盛で堅調に推
移した。
 銀12月限は小幅続伸。時間外取引から続伸。約40セントの上昇となった後、上げ
幅を縮小も20セントの上昇幅を維持。日中取引は上げ幅を削り、一時小安くなった
が、金の堅調推移に支援され、再浮上し、小高く引けた。

今日の材料
・19日のアジア太平洋株式市場は軒並み上昇。
・中国上海総合指数は反発、22.16ポイント高の3346.01ポイント。
・欧州株は下落。ロシア・ウクライナ間の緊張を嫌気した売り優勢。独・仏の株価
 指数の下落が目立った。
・10月の米住宅着工件数
 結果 131.1万件
 予想 134.2万件 前回 135.3万件(135.4万件から修正)(住宅着工件数)
 結果 -3.1%
 予想 -1.2% 前回 -1.9%(-0.5%から修正)(住宅着工件数・前月比)
 結果 141.6万件
 予想 144.5万件 前回 142.5万件(142.8万件から修正)(住宅建築許可件数)
 結果 -0.6%
 予想 1.3% 前回 -3.1%(-2.9%から修正)(住宅建築許可件数・前月比)
・ドルは小幅安。ドル円は一時、1ドル=153円台前半まで下落したが、154.80円まで
 戻した。ユーロドルは1ユーロ=1.0520ドルまで下落し、今月15日以来の安値をつ
 けたが、1.0600ドルまで戻した。
・シュミッド・カンザスシティー連銀総裁
 *金利がどこまで低下するかは不明。タイトな政策を緩和する時が来た。FRBの
 独立性は米経済にとって本当に有益。完全雇用、インフレ低下傾向、堅調な成長を
 確認。インフレとの闘いはまだ終わっていないと発言。
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