[本日の見通し]石油=大幅安、OPECプラスは増産を見送りか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 原油の2025年4月限は大幅安。夜間取引の安値を下回り、6万6940円まで下
げ幅を広げた。

 今週末1日に石油輸出国機構(OPEC)プラスが閣僚会合をオンラインで開催す
る。OPECプラスは来年1月から自主減産の規模を縮小する予定だったが、再び増産
開始は見送られるようだ。産油国関係筋の発言として伝わっているほか、アゼルバイジ
ャンのエネルギー相もこの件について言及している。
 OPECプラス以外の産油国の生産量は増加傾向にあり、世界的な需要が拡大しない
ことには供給過剰となりやすい。OPECプラスは需要や供給の推移を確認しつつ、来
年にかけて増産のタイミングを探っていくのではないか。世界的に1−3月期の需要は
弱く、北半球が春を向かえるまで増産が見送られる可能性がある。
 時間外取引でニューヨーク原油1月限は前日比0.30ドル安の68.64ドルで推
移。本日これまでのレンジは68.63〜69.08ドル。
 原油4月限の予想レンジは6万6500円から6万7500円、ガソリン先限は7万
9500円から8万0500円、灯油先限は7万9500円から8万0500円。
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