【これからの見通し】米国は感謝祭で休場、欧州関連の材料を拾うことに きょうは米国が感謝祭の祝日のため主要市場が休場となる。トランプ次期大統領をめぐるニュースには引き続き注意を払いつつも、主に欧州関連の材料をチェックすることとなりそうだ。 この後の海外市場で発表される経済指標は、ユーロ圏マネーサプライM3(10月)、ユーロ圏消費者信頼感指数(確報値)(11月)、ユーロ圏景況感指数(11月)、ドイツ消費者物価指数(速報)(11月)、南ア生産者物価指数(PPI)(10月)カナダ経常収支(2024年 第3四半期)など。 主眼はドイツ消費者物価指数速報となろう。前年比の予想は+2.3%と前回の+2.0%から上昇する見込み。EU基準の前年比も+2.6%と前回の+2.4%から上昇する見込みとなっている。発表は日本時間午後10時の予定。また、日本時間午後6時頃にはドイツ各州ごとの消費者物価指数も発表される。全国版に先立ってどの程度の上振れとなるのかを確認しておきたい。 発言イベント関連では、ブロック豪中銀総裁が豪経済開発委員会(CEDA)年次会議に出席する。ロンドン時間午後以降にはビルロワドガロー仏中銀総裁、クノット・オランダ中銀総裁、レーンECBチーフエコノミストなどの講演が予定されている。 今週はドル円を中心にドル売りが優勢に推移してきた。しかし、主戦場であるNY市場が感謝祭で休場とあって、ドル売りの矛先も鈍ってきそうだ。あすも米国はフラックフライデーのため短縮取引が相次ぐ。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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