海外市況サマリー(29日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2025/ 2 2,681.0  +16.2  シカゴ大豆  2025/ 1    989.50  + 0.75
NY銀     2025/ 3 3,110.8  +55.2  シカゴコーン 2024/12    423.00  + 7.25
NYプラ    2025/ 1   954.1  +22.3  NY原油   2025/ 1     68.72  - 0.05
NYパラ    2025/ 3  995.50  +8.40  ドル・円                149.65  - 1.48
*ドル・円は日本時間の午前6時20分現在。
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◎NY外為=ドル円は149円台半ばまで下落
 ニューヨーク外為市場は、昨日の感謝祭に続いて、この日の連休を取っている参加者
が多く、米国市場は閑散とした取引のなか、ドル円は1ドル=149円台半ばまで上昇
した。
◎NY貴金属=上昇、ドル安・欧米株高から投資家心理強気で買い優勢
 ニューヨーク金は続伸、銀は反発。
 金2月限は続伸。時間外取引では、サンクスギビングデー(感謝祭)で市場を離れる
市場関係者が多く、見送りムードながら、ドルの戻りが鈍く、買い優勢となり、欧州時
間に18ドル超の上昇で推移。日中取引は序盤に上げ幅を縮小したが、欧米の株価が堅
調に推移、ドル安となり、投資家心理が強気となり、堅調に推移。この日は短縮取引で
閑散に売りなしのなか、小幅高で引けた。
 銀3月限は反発。時間外取引から反発し、70セント近い上昇で推移。日中取引開始
後、上げ幅を拡大したが、その後、上げ幅を縮小も堅調に引けた。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは反発。
 プラチナ1月限は続伸。時間外取引では、950ドルが抵抗線ながら買い優勢とな
り、12ドル超の上昇で推移。日中取引開始後は、950ドル超えとなり、一段高とな
った。米国株の上昇、金、銀の堅調な値動き、2025年のプラチナ世界需給が3年連
続で供給不足見通しに支援され、約20ドルの上昇で引けた。
 パラジウム3月限は時間外取引から買い優勢となり、約6ドル高。日中取引は伸び悩
んだが堅調に引けた。
◎LME=アルミ・ニッケルは反落、銅は株高や金・銀堅調で小反発
 アルミ3カ月物は小反落。2594ドルで小安く取引を開始。2620ドルまで浮上
したが、25日移動平均線(2619.3ドル)からは上値が重く、戻り売りで上げ幅
を削り、マイナスサイドに軟化した。中国株に続き、欧州株も堅調に推移したが、米商
品先物、米国株式市場が祝日の谷間のため、見送りムードが強いなか、2585.50
ドルで下げ渋った。現物相場の小幅高に支援され、下値は堅く、小幅安で引けた。
 銅3カ月物は小反発。8994ドルで小幅続落で寄り付いた。中国株に続き、欧州株
が買い優勢となり、需要減少不安が緩和され、買い優勢となり、9000ドル台を回復
し、9056ドルまで上げ幅を拡大したが、27日の高値9065ドルを試す反発力は
なく、上げ幅を削った。金、銀の堅調な値動きが追い風となり、小高く引けた。この日
の安値は8980.50ドルで下値は堅く推移した。
◎NY原油=続落、米国の時間帯後半に崩れる
 ニューヨーク原油の2025年1月限は続落。
 祝日の合間の短縮取引で薄商いのなか。イスラエルとレバノンのヒズボラの停戦合意
でひとまず中東の地政学リスクが低減するなか、来年の供給過剰見込みなどが蒸し返さ
れた。米株高やドル安、米国東部の寒波などによる米国の時間帯前半の戻り幅を維持で
きず、後半はその戻り以上の下落となった。
◎シカゴ大豆・コーン=大豆は総じて小幅安、コーンは期近から反発
 大豆は期近2本を除き小幅安。
 米農務省(USDA)の週間輸出成約高の高水準やデイリー報告での大口輸出成約が
続いていることは支援材料となったものの、2024/25年度のブラジル産大豆生産
高について、前年度を11%上回るとの民間見通しが出たことや、アルゼンチン産も順
調に生育しているとの報告に圧迫された。

 コーンは期近から反発。
 米農務省(USDA)の週間輸出成約高の高水準となり、年度累計でも前年同期を
33%も上回っていることが好感された。またこの日受渡通知開始日を迎えた12月限
が上昇したことも期近から支援した。米太平洋北西部積みの輸出価格がブラジル産に対
して割安となっており、アジア勢の引き合いが強いとの指摘も聞かれた。
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