アジア株 上海株は上昇も高まるトランプ関税リスク、脱ドルならBRICSに100%関税 香港株上げ帳消し 東京時間14:02現在 香港ハンセン指数 19426.86(+3.25 +0.02%) 中国上海総合指数 3360.38(+33.93 +1.02%) 台湾加権指数 22790.18(+527.68 +2.37%) 韓国総合株価指数 2468.29(+12.38 +0.50%) 豪ASX200指数 8441.10(+4.87 +0.06%) インドSENSEX30種 79806.38(+3.59 +0.00%) アジア株は軒並み上昇。中国PMIや住宅統計は好感されているものの、トランプ関税リスクが警戒されている。 中国の11月製造業PMIは活動が拡大し予想も上回った。中小企業を対象とした財新の製造業PMIは今年6月以来の高水準を記録、市場予想も大きく上回る好結果となった。また、中国主要30都市の新築住宅取引面積が11月にプラスに転じ、今年最高を記録した。 ただ、一方でトランプ関税リスクが警戒されている。トランプ次期大統領はBRICS諸国に対して、脱ドルをはかるようであれば100%の関税に直面すると警告。これを受け人民元のほか新興国通貨が対ドルで下落している。オンショア人民元、オフショア人民元ともに対ドルで7月以来の安値を更新している。メキシコペソに南アフリカランドも対ドルで下落。カナダドルも下落。インドルピーは史上最安値を更新。このあとのブラジルレアルも下落して始まるだろう。(※BRICS:ブラジル、ロシア、インド、中国、南ア、イラン、エジプト、UAE、エチオピア) 今週はパウエルFRB議長やウォラー議事の講演、雇用統計など米重要イベントが予定されているが、今週も結局トランプ氏に振り回される相場になるのか。また、フランス政治不安も高まっている。 アルマン仏財務相がルペン氏の予算巡る期限を受け入れないと明言。ルペン氏は政府が25年度予算を修正し、年金の物価スライド制導入などの要求に応じなければ不信任決議案を支持すると警告しているが、財務相は予算巡り脅迫されることはない。ルペン氏の自分勝手な期限を受け入れないとしている。 上海株は1.02%高、不動産を中心に幅広い銘柄が上昇している。香港株は上げをほぼ帳消し、トランプ関税リスクが警戒されている。台湾株は大幅上昇、TSMCなど半導体関連が買われている。インド株はトランプのBRICS関税発言を受け売り優勢で始まった。
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