アジア株 上海株は小動き、投資家は過度に期待せず待つ 本日「中央経済工作会議」開催 東京時間14:00現在 香港ハンセン指数 20268.02(-43.26 -0.21%) 中国上海総合指数 3430.25(+7.59 +0.22%) 台湾加権指数 22890.15(-234.93 -1.02%) 韓国総合株価指数 2436.78(+18.94 +0.78%) 豪ASX200指数 8351.10(-41.87 -0.50%) インドSENSEX30種 81538.00(+27.95 +0.03%) アジア株はまちまち。中国中央経済工作会議や米消費者物価指数への警戒感が高まっている。 NY連銀インフレ期待が上昇したことから米CPI上振れが警戒されている。インフレ鈍化に進展が見られなければ米利下げ停止の可能性も。特に香港は金融政策を米国に連動させているため、米インフレ統計は要警戒だ。 きょうから明日まで中国で中央経済工作会議が開催され、来年の成長目標設定や景気支援策について協議する見通しで、さらなら支援策が期待される。ただ、中国株は冴えない。きのうは大幅高で始まったもののすぐに失速し0.5%高で取引を終えた。きょうも小幅高、一時マイナス圏に転じる場面も見られた。香港株はマイナスに転じている。 きょうの中央経済工作会議を前に開催された中央政治局会議では、来年「適度に緩和的」な金融政策を採用すると発表した。ただ、長引く不動産不況、高まるデフレ圧力、消費者信頼感と国内需要低迷の改善には、あまり役に立たないだろう。それどころか積極的な金融緩和は資本流出・金融不安につながる恐れがある。 中国追加支援策への過度な期待感は後退している。9月末の一連の支援策の効果はあまり見られず、不動産市場も底打ちした可能性はあるものの回復ペースは鈍いままだ。中央経済工作会議は非公式なため開始時間がわからない。
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