アジア株は下落 中国支援策に失望、具体策発表されず 習氏はメンツ守るため米大統領就任式欠席か 東京時間11:20現在 香港ハンセン指数 20043.43(-353.62 -1.73%) 中国上海総合指数 3410.89(-50.66 -1.49%) 台湾加権指数 23008.53(-38.27 -0.17%) 韓国総合株価指数 2484.87(+2.75 +0.11%) 豪ASX200指数 8273.00(-57.26 -0.69%) アジア株は韓国を除いて下落、中国支援策に失望。 中国中央経済工作会議では支援策の具体策は発表されなかった。トランプ新政権による米中貿易摩擦激化に備え、年末から来年初めに向け「大規模」な景気支援策が打ち出さるとの期待が広がっていたが、きのうの会議では特に目立った刺激策の発表はなかった。毎回、刺激策強化の「約束」はするものの、何をするのかは言及せず。投資家はもう呆れてるだろう。 中国政府は来年、人民元安容認と金融緩和策を取り入れるようだが、積極的な利下げと人民元切り下げは資本流出・金融不安につながる恐れがある。中国債券市場では10年債利回りが連日過去最低を更新、初めて1.80%台を割り込んだ。 また、トランプ米大統領就任式の招待を習近平国家主席は受け入れない見通しで、米中関係改善期待も後退している。トランプ氏の復活を祝う単なる客の地位にまで落ちぶれたと見られないよう、習氏はメンツを守るために出席を見送るようだ。 香港株は大幅安、ほぼ全業種下落。龍湖集団や中国海外発展、九龍倉置業地産投資、華潤置地など不動産株が大幅安。食料・飲料や旅行、アパレルなど消費者サービスや生活必需品も大幅安となっている。上海市場でも不動産株が大幅安。素材や金融、消費財、資本財も総じて下落している。
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