アジア株 豪州株の下げ目立つ、タカ派FOMC受け豪中銀利下げさらに遅れるとの見方 東京時間11:08現在 香港ハンセン指数 19770.38(+17.87 +0.09%) 中国上海総合指数 3375.86(+5.83 +0.17%) 台湾加権指数 22781.74(-150.51 -0.66%) 韓国総合株価指数 2405.25(-30.68 -1.26%) 豪ASX200指数 8058.30(-109.92 -1.35%) アジア株はまちまち。タカ派FOMCが嫌気されているほか、時間外で米株が下落していることが懸念されている。 トランプ次期大統領が支持する「つなぎ予算案」を下院が否決したことで、米政府機関閉鎖の可能性が高まっている。ダウは時間外で160ドル安。 豪州株の下げが目立つ、9月12日以来の安値をつけている。消費者サービスや金融、生活必需品、資本財など幅広い銘柄が下落している。 米FRBはインフレ高止まりを懸念しており、インフレ抑制に政策の焦点を再び置く姿勢を示した。豪州でもインフレが高止まりしており、タカ派FOMC受け豪中銀の利下げ開始がさらに遅れるとの懸念が広がっている。来年は米中貿易摩擦問題や、それに伴う米インフレ再加速が警戒される。それはもちろん豪州経済にも影響する。また、豪州株は今月初めに史上最高値をつけたことから、クリスマス・年末年始休暇に向けた利益確定の売りも広がっているようだ。 香港株と上海株は小幅反発、中国の追加支援策期待の買いが支え。人民元の下げ止まりも好感されている。 習近平国家主席と中国首相は政府高官に経済対策の早期実施を要請している。中国人民銀行は昨日に続き今日も元の中心レートを予想を大きく上回る元高方向に設定した。これを好感してオフショア人民元は対ドルで上昇している。 香港市場ではアパレルや百貨店、生活必需品が総じて上昇している。一方、米ナスダック続落が嫌気されており、アリババやバイドゥ、美団、JDドットコムなどハイテク関連の一角は下落している。上海市場では金融やハイテク、消費財関連の一角が上昇。一方、中国石油化工や中国石油天然気、中国神華能源などエネルギー関連は総じて下落している。
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