25日前引けの日経平均株価は前営業日比46円29銭安の3万8990円56銭と小幅続落。前場のプライム市場の売買高概算は9億179万株、売買代金概算は1兆5706億円。値上がり銘柄数は316、対して値下がり銘柄数は1268、変わらずは59銘柄だった。 きょう前場の東京株式市場は朝方に買い優勢で始まったものの、商い低調な中で上値を買い進む動きは限定的となり、日経平均はその後に軟化しマイナス圏に沈んだ。前日の米国株市場では半日取引ながら買い意欲は旺盛で、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大きく上昇したが、リスク選好の流れを引き継ぐことはできなかった。日経平均はフシ目の3万9000円台を小幅ながら下回って前場の取引を終えた。年内最終商いをあすに控え、個人投資家の損益通算目的とみられる売りが観測される一方、12月決算企業の配当取り狙いの駆け込み買いが下値を支えているもようだ。個別では全体の77%の銘柄が下落する展開となり、売買代金は1兆5000億円台と低調。 個別では売買代金トップの川崎重工業<7012>が大きく水準を切り上げたほか、日産自動車<7201>も大幅上昇した。SHIFT<3697>が商いを伴い急伸、ソフトバンクグループ<9984>もしっかり。ファーストリテイリング<9983>も買いが優勢となっている。野村マイクロ・サイエンス<6254>が値上がり率トップに買われ、セガサミーホールディングス<6460>も値を飛ばした。半面、ディスコ<6146>が売られ、レーザーテック<6920>も軟調。IHI<7013>も売りに押された。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも冴えない。富士電機<6504>も下値を探った。このほかマネジメントソリューションズ<7033>は大幅安となった。 出所:MINKABU PRESS
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