NY株式7日(NY時間10:31) ダウ平均 29233.42(-146.35 -0.50%) ナスダック 9540.30(-31.85 -0.33%) CME日経平均先物 23725(大証終比:-105 -0.44%) きょうのNY株式市場でダウ平均は5日ぶりに反落。ダウ平均は今週、4%上昇し最高値更新している。中国のコロナウイルス感染の経済への影響に警戒感は根強いものの、足元の米経済指標や決算が好調で、市場はウイルス感染への警戒感を棚上げしている。 しかし、感染拡大は日々続いており、中国当局の発表によると、感染者数は3万1131人、死亡者数は636人に達した。日本でも横浜のクルーズ船で、新たに41人の感染者が確認されており、パンデミックへの懸念は強い。そのような中、きょうは週末ということもあり、利益確定売りが優勢で始まっている。WHOも感染拡大がピークに達したと言うには時期尚早と述べていた。 取引開始前に1月の米雇用統計が発表されている。非農業部門雇用者数(NFP)は20.6万人増と予想を上回る強い内容となった。ただ、米株はポジティブな反応は見せず、ダウ平均の下げ幅は一時239ドル安まで拡大した。 米労働市場は力強いとのパウエルFRB議長の認識に変化を与える内容ではない。失業率は悪化していたものの、労働参加率の上昇によるところが大きいように思われる。平均賃金も前年比では予想以上に伸びていた。1月の暖冬で建設業の季節的なレイオフが先延ばしになったとの見方や、製造業は相変わらず弱いといった指摘も出ており、文句のつけどころはあるものの、概ね強い内容だったように思われる。 今週の米株式市場は、中国当局の支援もあって、春節明けの中国市場が波乱なく通過していることから、急速に買い戻しが膨み最高値まで更新している。週末ということもあり、さすがに利益確定売りも出ているようだ。 決算関連では、ウーバーやピンタレストが好調な決算を発表し、株価は上昇。 ウーバー 40.10(+3.01 +8.12%) ピンタレスト 25.89(+2.88 +12.52%) アルファベット(C) 1471.76(-4.47 -0.30%) フェイスブック 211.18(+0.33 +0.16%) ネットフリックス 367.20(+0.25 +0.07%) テスラ 744.05(-4.91 -0.66%) アマゾン 2057.59(+7.36 +0.36%) エヌビディア 252.41(-1.84 -0.72%) ツイッター 37.11(-1.30 -3.38%) ダウ採用銘柄 J&J 152.35(-1.18 -0.77%) P&G 126.98(-0.16 -0.13%) ダウ・インク 47.80(-1.40 -2.82%) ボーイング 340.04(-1.39 -0.42%) キャタピラー 135.07(-2.18 -1.59%) ユナイテッド 157.74(+1.54 +0.99%) ビザ 202.91(-0.13 -0.06%) ナイキ 99.57(-0.70 -0.70%) ウォルグリーン 53.53(-0.01 -0.02%) 3M 161.38(-1.51 -0.93%) エクソンモビル 61.28(-0.60 -0.96%) シェブロン 108.91(-0.58 -0.53%) コカコーラ 59.25(+0.26 +0.44%) ディズニー 140.65(-2.05 -1.45%) マクドナルド 211.82(-1.05 -0.49%) ウォルマート 116.31(0.00 0.00%) ホームデポ 238.33(-0.51 -0.21%) JPモルガン 137.25(-0.36 -0.26%) トラベラーズ 136.80(+0.30 +0.22%) ゴールドマン 238.12(-3.70 -1.51%) アメックス 132.12(-1.13 -0.85%) ユナイテッドヘルス 292.08(-0.38 -0.13%) IBM 153.88(-1.26 -0.81%) アップル 322.63(-1.81 -0.56%) ベライゾン 59.98(+0.54 +0.91%) マイクロソフト 185.21(+1.58 +0.88%) インテル 66.65(-0.44 -0.65%) ファイザー 38.15(-0.11 -0.29%) メルク 85.38(-0.30 -0.35%) シスコシステムズ 48.08(-0.61 -1.26%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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