27日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続伸。為替の円安基調も追い風となるなか、日経平均株価は終値ベースで約5カ月ぶりに4万円台を回復した。 大引けの日経平均株価は前日比713円10銭高の4万281円16銭。プライム市場の売買高概算は21億3623万株。売買代金概算は4兆3282億円となった。値上がり銘柄数は1356と全体の約82%、値下がり銘柄数は248、変わらずは31銘柄だった。 前日の米国市場では、NYダウが28ドル高と小幅に5日続伸。米長期金利の上昇の勢いが弱まり、主力株が買われた。為替は一時1ドル=158円台へ円安が進行した。この流れを受け、東京市場も日経平均株価は上昇してスタート。為替の円安や、今日から実質新年入りしたことで個人投資家の買いも膨らみ、日経平均株価は午前10時過ぎには4万円台を回復。半導体関連や自動車、大手重工など輸出関連株などが値を上げた。後場も日経平均株価は値を上げ一時4万300円台まで上昇し、結局、終値では7月19日以来となる4万円台に乗せ取引を終えた。 個別銘柄では、ディスコ<6146>やアドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>が高く、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>が上昇。IHI<7013>や三菱重工業<7011>、川崎重工業<7012>が買われた。ファーストリテイリング<9983>やソニーグループ<6758>、任天堂<7974>もしっかり。ニデック<6594>によるTOB発表を受け牧野フライス製作所<6135>がストップ高と急伸した。 半面、日産自動車<7201>が安く、JT<2914>やINPEX<1605>、古河電気工業<5801>が軟調。キヤノン<7751>や三菱自動車工業<7211>、ブリヂストン<5108>が値を下げた。 出所:MINKABU PRESS
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