【これからの見通し】アジア市場のリスク動向は落ち着く、ドル円は底堅い推移続けるか アジア市場でのリスク動向は比較的落ち着いている。韓国大統領に対する逮捕状執行に関する報道も、韓国株は堅調に推移。中国では人民銀行が「適切な時期に」2025年に利下げの可能性あるとしている。香港株は上昇も、上海株は下落とまちまち。NY原油先物は73ドル台に高止まりしている。 為替市場ではドル円が157円台前半を中心とした揉み合い。ユーロ円は161円台後半、ポンド円は194円台後半を中心に揉み合っている。ドル指数は前日の大幅上昇の動きは一服も、調整の動きも限定的。比較的静かな展開となっている。 この後の海外市場絵発表される経済指標は、トルコ消費者物価指数(12月)、トルコ生産者物価指数(12月)、スイス製造業PMI(購買担当者景気指数)(12月)、ドイツ雇用統計(12月)、英消費者信用残高(11月)、英マネーサプライM4(11月)、メキシコ雇用統計(11月)、米ISM製造業景気指数(12月)などが予定されている。12月の米ISM製造業景気指数は48.2と前回の48.4から小幅に低下する見込みとなっている。今週末は米雇用統計発表の予定はなく、パンチ不足となろう。 発言イベント関連では、バーキン・リッチモンド連銀総裁のイベント挨拶、レーンECBチーフ・エコノミストの講演などが予定されている。 今週は年末年始の週とあって、取引は不活発になっている。週末調整が強まるほどのポジション蓄積は進んでいないものと想定される。トランプ政権や中国経済への不透明感をにらんだドル買い圧力が継続するものとみられる。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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