NY原油市況=反発、米寒波による需要拡大期待で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/02     73.32       74.28       72.84       73.92        + 0.60
  2025/03     72.66       73.56       72.20       73.24        + 0.57
  2025/04     72.15       73.01       71.72       72.70        + 0.54
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              970,444             1,976,899    ( + 22,652)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/02     237.82    + 2.75
                            2025/03     235.80    + 2.57
         改質ガソリン       2025/02     202.83    + 1.81
                            2025/03     205.59    + 1.72
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は反落。期近2限月は前営業日比0.57〜0.60ドル
高。その他の限月は0.21〜0.54ドル高。
 米国が寒波に見舞われるなかで暖房用の石油需要が拡大する見通し。米石油生産の中
心部であるテキサス州でも気温がかなり低下し、シェールオイルの減産や製油所の障害
発生が警戒されている。シェールオイルの生産地では降雪が予報されているほか、米メ
キシコ湾岸の製油所が集中する地域で降雪はないものの、暴風雨となる見通し。
 今年の米追加利下げ観測が後退していることは重し。コリンズ米ボストン連銀総裁は
「12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを支持したが、ぎりぎりの判断
だった」と述べたほか、シュミッド米カンザスシティー連銀総裁は「2%のインフレ目
標は2026年まで達成できない可能性がある」と語った。ボウマン米連邦準備制度理
事会(FRB)理事も追加利下げに慎重な認識を示している。
 カーター元米大統領・国民追悼の日のため、ニューヨーク株式市場が休場で、債券市
場が短縮取引となったことは金融市場全体の動意を抑制した。
 時間外取引で2月限は72.84ドルまで弱含む場面はあったが、売りは続かず下げ
渋った。通常取引開始が近づくと買いが優勢となり、その後は74.28ドルまで上げ
た。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反発。原油高に連動した。
今日の材料
・バイデン政権は今週にも追加のロシア制裁を公表へ=ロイター
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