アジア株 台湾株下げ拡大、韓国株上げ縮小 米政府がTSMCとサムスンに中国への半導体供給制限要求

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 台湾株下げ拡大、韓国株上げ縮小 米政府がTSMCとサムスンに中国への半導体供給制限要求

東京時間14:04現在
香港ハンセン指数   19243.56(+23.78 +0.12%)
中国上海総合指数  3232.98(-7.96 -0.25%)
台湾加権指数     22528.88(-268.64 -1.18%)
韓国総合株価指数  2500.95(+3.55 +0.14%)
豪ASX200指数    8219.20(-11.80 -0.14%)
インドSENSEX30種  76750.25(+250.62 +0.33%)

アジア株はまちまち。

台湾株は下げ幅を拡大、TSMCは2.3%安。韓国株は後場に入り上げを急速に縮めている。米政府が台湾TSMCと韓国サムスン電子に中国への半導体供給制限を要求したとの報道が懸念されている。

上海株は小反落、前日に2%超上昇したことから利益確定の売りに押されている。ただ、下値は限定的。当局による株価安定策が期待されている。中国証監会は国内の株式市場、店頭、先物・現物市場の監視監督を強化するほか、構造的金融政策をより有効に活用するため中国人民銀行と緊密に協力していくと発表した。

上海市場では旅行、観光、航空、レストラン、ホテルのほか、広告・メディアなどテイラースウィフト関連銘柄が上昇している。上海市が今年の公演に向けて米人気歌手テイラー・スウィフト側と交渉中のもよう。ツアー開催による経済効果は莫大で米経済成長押し上げに貢献したことから「スウィフトノミクス」という言葉が誕生。上海での公演が決まれば中国経済にも恩恵をもたらすだろう。2014年の上海公演ではチケットが1分以内に完売、中国史上最速を記録した。

香港市場では金属採掘会社の紫金鉱業集団が5.1%安、一時8%超下落する場面も見られた。米政府がウイグル強制労働防止法(UFLPA)の対象リストに紫金鉱業集団などの企業含む中国37の団体を追加した。

「対中強硬派」ルビオ氏はきょうの米国務長官指名承認公聴会で中国を非難する予定。ルビオ氏は、中国は噓をつき、騙し、ハッキングし、盗みを働き、我々を犠牲にして超大国の地位に上り詰めたと述べた。

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