円買いやや優勢、ポンドは指標の弱さに売り強まる=ロンドン為替概況 ドル円は東京午前に155円20銭台まで下げた後、いったんドル買い円売りが優勢となり156円台を回復して欧州勢が本格参加する時間を迎えた。156円30銭前後が重くなると、その後はじりじりとドル売り円買いが優勢となり、155円60銭台を付けている。来週の日銀金融政策決定会合での利上げ期待が高まっており、円買いが入りやすい地合いとなっている。東京午前の円買いの材料ともなった通信社による「トランプ米次期大統領の就任時に金融市場に大きな混乱が起きなければ、日銀は来週の会合で追加利上げを決める公算が大きい」との観測記事の影響も残っているとみられた。 その他やや目立ったのがポンドの売り。16時に発表された11月の英鉱工業生産、製造業生産高、月次GDPが予想を下回る弱さを見せたことでポンド売りが広がった。スターマー政権による増税を受けて英景気の鈍化懸念が広がる中で、弱い数字に反応しやすい地合いとなっていた。ポンドドルは1ポンド=1.2220ドル前後での推移から1.2190ドルを付けた。ポンド円に対しては円高の動きも加わり、190円台後半から一時189円80銭前後を付ける動きを見せた。 ユーロドルは東京市場から続く1ユーロ=1.0280-1.0300ドルを中心としたレンジ取引に終始した。 MINKABUPRESS 山岡
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