弱い英小売売上高が来月の利下げ観測を強める=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうのポンドドルは一時1.2160ドル付近まで下落していたものの、NY時間に入ってドル売りが強まっており、1.22ドルちょうど付近まで買い戻されている。市場は英中銀の今年の利下げを十分に織り込んでいないとの指摘もある中、市場が利下げ予想を見直せば、ポンドはさらに下落するとの指摘も出ている。そのような中、目先は1.20ドルの心理的節目が視野に入りそうだ。

 本日は12月の英小売売上高(数量ベース)が発表になっていたが、前月比で予想外の減少となっていた。今回の数字は来月の英中銀の利下げ観測を裏付ける内容との指摘も聞かれる。クリスマスから新年にかけての個人消費はお祭りムードとは程遠いものだったようで、今回のデータの方向性は12月にカード消費の伸びが横ばいだったという数字など、他の証拠と一致していると述べている。

 英中銀が2月の金融政策委員会(MPC)で利下げを行うかどうかは、今回のデータが最終的な判断材料となるわけではないが、追加利下げを支持する証拠は幾重にも積み重なっているという。

GBP/USD 1.2197 GBP/JPY 190.42 EUR/GBP 0.8449

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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