NY原油市況=続落、米国のさらなる増産を警戒

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/02     78.19       78.47       75.49       75.89        - 1.99
  2025/03     77.57       77.86       75.05       75.83        - 1.56
  2025/04     76.39       76.59       74.25       75.00        - 1.16
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              981,943             1,853,975    ( - 9,401)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/02     255.81    - 6.29
                            2025/03     248.32    - 7.84
         改質ガソリン       2025/02     208.43    - 2.79
                            2025/03     211.55    - 2.85
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は続落。期近2限月は前営業日比1.99〜1.56ドル
安。その他の限月は1.16〜0.08ドル安。
 米国でトランプ新大統領が就任し、原油の増産を公約の一つに掲げていることから、
今年の供給過剰見通しが根強いことが相場を圧迫した。石油輸出国機構(OPEC)プ
ラスは供給制限を続けている一方、世界最大級の産油国である米国で増産が続くと、供
給過剰のリスクが強まる。
 一方、トランプ米大統領はメキシコやカナダからの輸入品全てに対して2月1日から
25%の関税を賦課する計画であると述べたことや、米国はベネズエラからの石油購入
をおそらく止めるべきであると発言したことは下支え要因。トランプ政権のもとでも戦
略石油備蓄(SPR)の補充が続く見通し。ただ、カナダ産原油の世界最大の輸入国で
ある米国がカナダ産の原油に対して本当に関税を賦課するとはみられていない。
 時間外取引で3月限は下落。通常取引序盤には75.05ドルまで下げ幅を広げた。
ただ、その後は買い戻しが入り、下げ幅を縮小した。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は下落。原油安に連動した。
今日の材料
・ロシアのプーチン大統領と中国の習近平主席が電話会談
・サウジがアブラハム合意にまもなく参加することを期待、可能なら年内に=トランプ
米大統領
・日銀は今週追加利上げへ=共同通信
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