●論点解説ゴム、トランプが対中関税を示唆するも＝マーケットエッジ

　ゴム相場は３８０円水準で売買が交錯している。中国景気刺激策への期待感を背景と
した買いは一服しつつあるが、大きく値を崩すことはなく高止まりしている。トランプ
米大統領は、２月１日にも中国に１０％の追加関税を課す方針を示し、ロンドン非鉄金
属相場は上値を圧迫されているが、実際の関税発動があるのかは不透明感も強く、本格
的な値下がりは見送られている。トランプ大統領が求めているのは、米国で社会問題化
している違法薬物の原料が中国で製造されていることであり、中国政府が何等かの対応
策を講じれば、少なくとも２月の１０％関税発動を回避することは難しくない。
（マーケットエッジ・小菅 努）

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