[今夜の視点]海外原油=下げ一服か、貿易戦争懸念が後退

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油3月限は前日比0.04ドル安の74.58ドルで推
移。本日これまでのレンジは74.01〜74.61ドル。
 今晩の海外原油は下げ一服か。トランプ米大統領は中国に追加関税を課す必要はない
との認識を示し、貿易戦争懸念が後退したことが買い手がかりとなりそうだ。関税発動
による米国の物価上昇が限定されるなら、米追加利下げ観測が復活することも原油相場
の支援要因となる。来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えている。また、ト
ランプ米大統領はロシアにウクライナとの戦争を終わらせるよう迫っており、そうでな
ければ大規模な関税と制裁を科すと警告しており、ロシアの石油産業がさらに圧迫され
るリスクもありそうだ。トランプ米大統領は石油輸出国機構(OPEC)やサウジアラ
ビアに原油価格を引き下げるよう要求しているが、石油市場に対する挨拶のようなもの
であり、あまり気にすることはないと思われる。
<今夜の予定>
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 製造業購買担当者景況指数 2025年1月速報(Markit)
【経済】18:00 サービス業購買担当者景況指数 2025年1月速報(Markit)
【経済】18:00 購買担当者総合景況指数 2025年1月速報(Markit)
◆ アメリカ ◆
【経済】1/25 00:00 消費者信頼感指数 2025年1月確報値(ミシガン大)
【経済】1/25 00:00 中古住宅販売統計 2024年12月(全米不動産協会)
【農産】22:30 週間穀物輸出成約高(USDA)
【商品】1/25 05:30 建玉明細報告(CFTC)
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