米指標受けて、それまでのドル高基調が一転し、ドル売り優勢=NY為替概況 今日のNY市場は、朝方ロンドン市場の流れが継続し、ドル高でスタートした。 ドル円は日銀金融政策決定会合を受けて円高が進んだ東京午後からロンドン朝の動きから、一転してドル高円安となった。植田総裁会見を受けて一時154円85銭を付けたが、その後のドル買いに東京午前の高値を超えて156円58銭を付けている。米債利回りが上昇しドルを支えた。 その後も高値圏でもみ合いとなったが、米指標の弱さをきっかけに売りに転じた。23時45分の米PMIは製造業が予想を上回り、節目の50を超える好結果となったが、非製造業及びコンポジットが予想及び前回値を大きく下回る弱さとなったこと、午前0時のミシガン大学消費者信頼感指数確報値が速報値から下方修正されたことなどを嫌気した。 ロンドン市場午前の4.61%割れから4.658%まで上昇していた米10年債利回りが、ロンドン朝の水準を割り込んで4.603%まで低下する中で、ドル売りとなった。ドル円は155円50銭近くまで下げ、高値から約1円の下げとなっている。その後は週末にかけての調整に156円00銭近くまで戻すなど、半値戻しの展開。 ユーロドルは東京午前の1.0410台からの上昇が継続。ロンドン午前に1.0510台を付けた後、ドル高の動きにいったん1.0460台を付けたが、米指標の弱さを受けたドル全面安に1.0521を付けている。その後1.0490前後での推移となった。 ポンドドルはユーロドル以上に上昇の勢いが見られ。東京午前の1.2350割れから1.2502までの上昇を見せた。その後の調整も限定的で1.2480台推移。 対ドルでのユーロやポンドの上昇もあり、クロス円もしっかり。ユーロ円は日銀会合後の植田総裁会見を受けた円買いに161円92銭を付けたが、その後164円08銭まで上値を伸ばした。ポンド円は192円08銭から194円76銭までの大きな上昇。 MINKABU PRESS
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