[本日の見通し]石油=下落、FOMCには念のため警戒を

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2025年6月限は下落。ただ、夜間取引の段階で売りは一
巡している。
 本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利を発表するが、据え置かれる見
通し。トランプ米大統領の関税政策の全容がまだ明らかとなっておらず、米連邦準備制
度理事会(FRB)は今年の物価や景気見通しを判断できていない。何も見通すことが
できない以上、FRBも待つしかないといえる。
 ただ、トランプ政権の政策が物価高を後押しする可能性が高いなかで、FRBが追加
利下げ期待を不用意に払拭するようだと、米株式市場が不安定化するリスクがある。株
安が原油相場を圧迫するシナリオは想定しておくべき。
 時間外取引でニューヨーク原油3月限は前日比0.09ドル高の73.86ドルで推
移。本日これまでのレンジは73.83〜73.98ドル。
 原油6月限の予想レンジは7万0100円から7万1100円、ガソリン先限は8万
6500円から8万7500円、灯油先限は8万7500円から8万8500円。
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