アジア株 豪州株史上最高値、4大銀行すべて2月利下げを予想 世界的な金融緩和の波に乗れるか 東京時間13:56現在 香港ハンセン指数 20225.11(休場) 中国上海総合指数 3250.60(休場) 台湾加権指数 23525.41(休場) 韓国総合株価指数 2536.80(休場) 豪ASX200指数 8497.40(+50.39 +0.64%) インドSENSEX30種 76864.63(+331.67 +0.43%) アジア株式市場の大半は春節(旧正月)のため休場、中国香港は今週いっぱい休み。 豪州株は一時史上最高値をつけた、2月利下げ期待の買いが続いている。豪中銀注目のCPIトリム平均の伸びが第4四半期に鈍化、予想も下回ったことで豪中銀がハト派に転じるとの見方が強まった。 NAB銀行、ウエストパック銀行、CBA銀行、ANZ銀行と、豪州4大銀行すべてが2月利下げを予想、豪州がようやく世界的な金融緩和の波に乗れるようだ。米ゴールドマンサックスも2月の利下げ開始を予想している。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場では2月利下げ確率が一時96%にまで上昇した。ただ、2月18日の会合までまだ時間がある。トランプの対中国メキシコカナダ欧州の関税の可能性は残っており、関税によるインフレ再加速懸念で利下げを見送る可能性もある。 米国のメキシコカナダへの関税回避の可能性はあるが、一方で中国への強硬姿勢は続いている。米商務長官候補ラトニック氏は中国には「非常に強い」態度を取るつもりだ、中国に対する関税は「最高額」であるべきだと信じていると述べた。貿易問題だけでなく、最近の「DeepSeek」を巡っても中国を批判している。中国AI「DeepSeek」はメタのオープンプラットフォームとエヌビディアが販売するチップに支えられていると指摘。 今週いっぱい中国香港が休場となるため、米政府高官発言に対する中国市場の反応は見ることができない。不幸中の幸いだ。
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