●論点解説原油、供給不安とリスクオフのバランス=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トランプ米大統領は、カナダ、メキシコ、中国に対する関税を2月4日付で発動する
方針を示した。原油相場の初動は買いになった。カナダ産原油に対する税率は25%で
はなく10%に抑制されるが、それでも米国の原油調達コストが大きく変わることに変
わりはない。メキシコに対しては25%の関税が課せられる。米国内の原油コスト高、
流通不安が重視されると、原油相場は上値追いの展開になる。一方、通商問題の激化は
投資環境や石油需要環境に対してネガティブな影響を及ぼすことになる。供給不安とコ
スト高で買い進むのか、需要不安とリスクオフで売り込むのかが問われる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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