石油市況=原油は続伸、週明けの海外原油の夜間取引高や円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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東京石油の先限相場表(帳入値と前営業日比)
      東京ガソリン             東京灯油                東京原油
2025/08   87,000     ±0  2025/08   88,000     ±0  2025/07   69,810  +170
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15:45 現在
NY原油    夜間取引 期近 3月限 73.97 ドル +1.44
ブレント原油   夜間取引 期近 4月限 76.45 ドル +0.78
ドル・円相場 15:45 現在   155.40 円  前営業日比  0.72 円の円安
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【市況】
 東京石油市場は続伸。31日の海外原油先物は小幅安で引けたが、週明けのアジアの
時間帯の夜間取引で急伸して、また為替は前夜の海外市場で1ドル=155円台半ばま
で円安に振れていることに支援された。ただ週明けのドバイ原油の現物は軟調に推移し
ている。
 原油は期近の主要限月おおむね3ケタ前半高となったが、商いのない期先は名目値で
2ケタにとどまった。ガソリン、灯油は約定せず値動きなし。

 前営業日比は、ガソリンが出来ず、灯油も出来ず、軽油も出来ず。原油が10〜
710円高。中京ガソリンは出来ず、灯油も出来ず。
 推定出来高は、ガソリンが0枚、灯油が0枚、軽油が0枚、原油が2736枚。中京
ガソリンが0枚、中京灯油が0枚。

【原油7月限は安値から上昇も7万円台に届かず】
 東京原油は続伸。前週末の国内夜間取引の中盤にこの日の安値を付けた後、高下しな
がらも戻す展開となった。週明けの日中取引の朝方、この日の高値を付けたがその後は
上値が抑えられる展開となった。
 原油6番限である7月限は国内夜間取引の中盤にこの日の安値となる6万9010円
を付けた後、その後は戻したが、週明けの朝方に付けた高値は6万9950円と、7万
円台に届かなかった。

【ニューヨーク原油の時間外取引は急伸】
 ニューヨーク原油の夜間(時間外取引)は急伸。3月限は午後3時45分現在、前日
比1.44ドル高の73.97ドル辺りで推移。
 トランプ米大統領がこれまでの方針通り、カナダ、メキシコからの輸入品に高関税を
課すことに強気の反応を見せている。
 米国の原油供給の割合は、現在自国生産が3分の2、輸入が3分の1となっている
が、カナダとメキシコでその輸入の70%近くを占めているため、高関税で短期的には
国内原油と石油製品価格の上昇は必至と見られており、強気筋が囃す形となっている。

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