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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2025/03 74.14 75.18 72.05 73.16 + 0.63
2025/04 73.25 74.06 71.48 72.39 + 0.41
2025/05 72.47 73.17 70.84 71.64 + 0.26
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
未入電 1,011,355 1,810,305 ( + 7,996)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2025/03 246.31 + 6.58
2025/04 239.70 + 4.64
改質ガソリン 2025/03 211.77 + 5.89
2025/04 232.64 + 4.12
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油の期近は反発。期近2限月は前営業日比0.41〜0.63ドル
高。その他の限月は0.05ドル安〜0.26ドル高。
米国がカナダからの輸入品について、25%の関税賦課を開始したことが相場を押し
上げた。カナダは米国にとって主要な原油供給元で、原油については10%の関税が賦
課される。ただ、カナダと同様に米国へ原油を供給するメキシコについては、土壇場で
関税賦課を1ヶ月先送りすることで合意しており、メキシコへの追加関税発動は撤回さ
れるとの観測が高まったことは上値を抑えた。トランプ米政権にとって関税は交渉戦略
の一部であり、米国とカナダが短期間で合意すると見られていることも圧迫要因。
共同閣僚監視委員会(JMMC)を開催した石油輸出国機構(OPEC)プラスは、
8カ国による自主減産について、4月から段階的に減産幅を縮小することを再確認し
た。想定内の結界で、値動きにはほとんど影響せず。なお、OPECプラスが利用して
いる二次情報源から米エネルギー情報局(EIA)が除外されている。
時間外取引で3月限は75.18ドルまで急伸した後、高値から伸び悩みはしたもの
の、堅調に推移した。通常取引開始後は急速に上げ幅を消し、マイナス転換すると
72.05ドルまで下落したが、プラス圏に浮上して引けた。
改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は上昇。米国がカナダからの輸入品に対す
る関税を発動したことが手がかり。
今日の材料
・トランプ米大統領、ソブリン・ウェルス・ファンド創設のための大統領令に署名
・米国はイスラエルに10億ドル規模の兵器供与を準備=米WSJ
・米国はウクライナへの兵器供給を今週末にも再開へ=ロイター
・イランは核弾頭搭載可能なミサイルを開発中=英テレグラフ
・トランプ政権は欧州連合(EU)に対する10%の追加関税を検討=同上
・パナマ大統領、中国の「一帯一路」構想からの離脱を表明
・麻薬密売阻止のため、メキシコ政府は米国との国境に1万人の兵士を派遣へ
MINKABU PRESS
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