原油相場はトランプ大統領の関税策発表による急伸前の値位置に戻している。関税発 動によってカナダやメキシコ産原油の供給に不透明感が高まるも、マーケットは冷静な 対応を見せている。関税によるコスト高が警戒されていたが、3日にカナダとメキシコ の両国に対する関税発動を1ヵ月延期することが合意された。不法移民対策などの動き を見極めた上で、実際に関税を発動するのかを判断することになる。 また、そもそも関税の影響は限定的との見方も浮上している。カナダ産原油には 10%の関税が課せられる予定だったため、単純に7ドル超の値上り要因になることが 警戒されていた。しかし、カナダはパイプライン経由の原油輸出が大半であり、米国以 外への輸出能力は限定されている。このため、いずれにしても石油業者のディスカウン トなどでショックの軽減が図られるとの見方が優勢になっている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。