【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて反発。ニューヨーク高を受けて買 い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の押し目を買われたが、円高に上値を 抑えられ、期近3本がマイナスサイドに転じた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが25円安〜8円高、プラチナミニが 6.0円安〜9.5円高、プラチナスポットが26円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが3945枚、プラチナミニが432枚、 プラチナスポットが775枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナはドル安で買い戻される】 プラチナはドル安が支援要因になった。1月のユーロ圏HCOB総合購買担当者景気 指数(PMI)改定値は50.2と、好不況の分かれ目となる50を3カ月ぶりに上回 った。需要が安定化した。速報値から修正はなかった。昨年12月は49.6だった。 一方、1月の米ISM非製造業総合指数は52.8と、前月の54.0から低下した。 市場予想の54.3から予想外に低下した。 春節明けの上海プラチナの出来高は4枚となった。米中の貿易戦争に対する懸念から 高値での買いは見送られた。トランプ米大統領と中国の習近平国家主席の会談が予定さ れており、いつになるのか確認したい。 プラチナ先限は4742円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因になった。円相 場は1ドル=151円台後半まで円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の978.70ドルから、押し目を買わ れた。 午前11時現在、プラチナは986.72ドル、パラジウムが997.42ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが972.78ドル、パラジウムが989.31 ドル。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。