●短期見通し原油、上値の重さを維持する=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 上値の重さが再確認されている。改めて需給緩和見通しの織り込みが優勢になってい
る。米中貿易紛争に対する警戒感が強まる一方、米原油在庫が減少から増加に転じてい
ることもネガティブ。70ドルの節目水準で上値の重い展開になろう。トランプ政権の
対イラン政策が不透明感を増しており、今後の展開によっては一時的に急伸を迫られる
リスクを抱えるが、戻り売り優勢の展開が続く見通し。石油会社の収益環境の視点で
は、70ドル割れからの下落余地は大きくないが、価格リスクは依然として下向きにな
る。安値を売り込むよりも、戻りを売り込む値位置に変わりつつある。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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