NY原油市況=続伸、下げが続いた反動で買い戻しが優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/03     71.00       72.54       70.84       72.32        + 1.32
  2025/04     70.77       72.20       70.61       72.01        + 1.27
  2025/05     70.46       71.83       70.36       71.65        + 1.23
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              706,201             1,791,742    ( - 3,487)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/03     245.09    + 2.01
                            2025/04     239.34    + 2.58
         改質ガソリン       2025/03     210.42    - 0.08
                            2025/04     233.38    + 1.30
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近2限月は続伸。期近2限月は前営業日比1.27〜1.32
ドル高。その他の限月は0.72〜1.23ドル高。
 トランプ米政権による関税政策で世界的な景気見通しは不透明だが、先月から下落局
面が続いている反動もあって、週明けは買い戻しが優勢だった。トランプ米大統領は米
国が輸入する鉄鋼やアルミニウムに対する25%の関税を発表しているほか、貿易相手
国が米国に課している同率の関税を課す相互関税を11日にも明らかにし、即時発効さ
せる方針。
 トランプ米大統領の中東政策が警戒されつつあることは買い手がかり。トランプ米大
統領は、自身のガザ占領計画のもとでパレスチナ人はガザ地区に帰還する権利はないと
述べた。また、パレスチナ人の受け入れをためらっている中東各国について、トランプ
米大統領と会談すればパレスチナ人を引き受けるとの認識を示している。
 パレスチナ自治区ガザの停戦合意見通しに不透明感が強まっていることも支援要因。
イスラム組織ハマスは今週末15日に予定されていた人質解放を見送ると発表してい
る。停戦合意後もイスラエル軍はガザ地区でパレスチナ人の殺害を続けているという。
停戦合意後のパレスチナ人の死者数は25人との報道がある。
 時間外取引で3月限は時間外取引から上昇。通常取引開始後は72.54ドルまで一
段高となった。
 改質ガソリンの期近は、当限を除き続伸。ヒーティングオイルの期近は続伸。原油相
場に連動した。
今日の材料
・イスラエル、レバノン南部を空爆
・IRGC幹部、イラン最高指導者に核兵器を禁じたファトワを撤回するよう要請=英
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