●レビュー原油、地政学リスクで安値修正=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 10日のニューヨーク原油先物相場は、前日比1.32ドル高の72.32ドル。地
政学リスクを手掛かりとした買いが優勢になり、期近限月主導で上昇した。トランプ米
政権の対イラン制裁の動きが警戒されている。イラン産供給に混乱が生じるリスクが警
戒されている。また、イスラエルとハマスの停戦合意に不透明感が浮上していること、
ロシアがガソリン輸出を規制するとの観測報道なども、原油相場を支援した。
 11日のニューヨーク原油先物相場は、前日比1.00ドル高の73.32ドル。供
給不安を背景に、底固い展開になった。何か大きな動きがみられた訳ではないが、ロシ
アやイラン産の供給不安を背景に、安値修正が進んだ。最近の急ピッチな値下がりで7
0ドルの節目に迫る展開になっていたこともあり、修正高になっている。需給緩和に対
する警戒感も根強いが、持高調整で安値修正が促されている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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