日経平均株価 始値 39094.09 高値 39238.75(09:17) 安値 39021.23(09:01) 大引け 39174.25(前日比 +24.82 、 +0.06% ) 売買高 18億7863万株 (東証プライム概算) 売買代金 4兆3941億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は小幅反発、前週末終値近辺の往来に終始 2.為替の円高は警戒材料も、下値では根強い買い入る 3.朝方発表のGDPは予想から上振れ、長期金利が上昇 4.金融株が堅調、半導体関連も好決算株を中心に高い 5.値下がり銘柄数が全体の約6割占め、売買代金は低調 ■東京市場概況 前週末の米国市場では、NYダウは前日比165ドル安と反落した。小売売上高の減少を受けて景気敏感株や消費関連株などの一角で売りが優勢となった。 週明けの東京市場では、売り買い交錯で、日経平均株価は狭いゾーンでのもみ合いに終始した。大引けは小幅ながら上昇して引けている。 17日の東京市場は、売りも買いも様子見ムードで日経平均は方向感なくもみ合ったが、売買代金上位の大型株に強さを発揮する銘柄が多かった。前週末の米国株市場はNYダウやナスダック指数など主要株価指数が高安まちまちだったが、為替市場ではドルが売られ円高方向に振れたことから、朝方は売り優勢で始まった。しかし、その後の日経平均は底堅く、プラス圏とマイナス圏を往来する展開に。朝方発表された24年10~12月期GDPは市場予想から上振れし、長期金利が上昇したことで金融株が買われた。また、半導体関連も好決算発表銘柄を中心に上昇するものが目立った。もっとも、プライム市場の値上がり銘柄数が600に届かないのに対し、値下がり数は1000に乗せ全体の6割強を占めた。本日の米株市場が休場となることで海外投資家の参戦が限られ、全体売買代金は4兆3000億円台と盛り上がりを欠いた。 個別では、売買代金トップのディスコ<6146>が大きく水準を切り上げ、フジクラ<5803>も堅調。アドバンテスト<6857>も頑強な値動き。IHI<7013>、川崎重工業<7012>などが商いを伴い高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。サンリオ<8136>はストップ高に買われた。ユーグレナ<2931>、日本マイクロニクス<6871>もストップ高に買われ、低位株ではインフォマート<2492>が値を飛ばした。ダイフク<6383>が物色人気、タツモ<6266>、キオクシアホールディングス<285A>も大幅高。 半面、レーザーテック<6920>が売りに押され、トヨタ自動車<7203>も冴えない。フジ・メディア・ホールディングス<4676>が値を下げ、ディー・エヌ・エー<2432>も安い。プラスアルファ・コンサルティング<4071>が値下がり率トップに売り込まれたほか、ミガロホールディングス<5535>がストップ安。メドレー<4480>、セグエグループ<3968>、メック<4971>などが急落。電通グループ<4324>の下げも目立った。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、アドテスト <6857>、ソニーG <6758>、ファストリ <9983>、中外薬 <4519>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約120円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はオリンパス <7733>、電通グループ <4324>、TDK <6762>、信越化 <4063>、ホンダ <7267>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約81円。 東証33業種のうち上昇は17業種。上昇率の上位5業種は(1)ゴム製品、(2)石油石炭製品、(3)その他製品、(4)銀行業、(5)電気機器。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)精密機器、(3)輸送用機器、(4)空運業、(5)サービス業。 ■個別材料株 △キオクシア <285A> [東証P] データセンター向け需要好調で第3四半期大幅黒字転換。 △ユーグレナ <2931> [東証P] 前12月期営業黒字化を果たし今期は4倍化見込む。 △バルテスHD <4442> [東証G] 自社株買いと株主優待実施を好感。 △全保連 <5845> [東証S] 三菱UFJニコスが子会社化へ。 △サンコール <5985> [東証S] 今3月期営業大幅増額修正。 △ミダックHD <6564> [東証P] 今期業績・配当予想を上方修正。 △ナカヨ <6715> [東証S] あいHD <3076> が1株2550円でTOB。 △日本マイクロ <6871> [東証P] HBM用プローブカード絶好調で24年12月期営業2.4倍化。 △サンリオ <8136> [東証P] 通期業績予想は期待以上の水準まで上方修正。 △ARM <8769> [東証S] 第3四半期営業利益は2.1倍。 ▼矢作建 <1870> [東証P] 株式売り出しで需給悪化懸念。 ▼電通グループ <4324> [東証P] 24年12月期大幅最終赤字で着地。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)インフォMT <2492>、(2)ユーグレナ <2931>、(3)日本マイクロ <6871>、(4)FFJ <7092>、(5)サンリオ <8136>、(6)ダイフク <6383>、(7)タツモ <6266>、(8)DIT <3916>、(9)ミダックHD <6564>、(10)恵和 <4251>。 値下がり率上位10傑は(1)PAコンサル <4071>、(2)ミガロHD <5535>、(3)メドレー <4480>、(4)セグエG <3968>、(5)メック <4971>、(6)電通グループ <4324>、(7)矢作建 <1870>、(8)ポーラHD <4927>、(9)ガンホー <3765>、(10)ロードスター <3482>。 【大引け】 日経平均は前日比24.82円(0.06%)高の3万9174.25円。TOPIXは前日比7.69(0.28%)高の2766.90。出来高は概算で18億7863万株。東証プライムの値上がり銘柄数は589、値下がり銘柄数は1000となった。東証グロース250指数は681.46ポイント(4.40ポイント高)。 [2025年2月17日] 株探ニュース
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