[本日の見通し]ゴム=やや売り優勢、上海ゴムに注目

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 JPXゴムRSS3号は、やや売り優勢の展開となりそうだ。寄り付きでは、上海夜
間安に加え、ドル・円が一時1ドル=151円台前半の円高に振れたことを嫌気して、
地合いを緩めた。

 今日のJPXゴムRSS3号は、売り物がちで推移するとみる。上海ゴムの中心限月
の5月限は、17日に一時1万8075元まで上昇し、昨年12月18日以来の高値を
付けた。だが、引けにかけては地合いを緩め、終値ベースでは1万8000元台の維持
に失敗した。夜間取引では、1万7650元まで下落する場面もあり、1万8000元
台維持の失敗を嫌気した展開となった。
 今日の日中取引でこの流れを引き継ぐと、5月限は節目の1万7500元付近に押し
戻される可能性がある。その場合、目先は1万7000〜1万8000元のレンジ相場
になるとみる。
 上海ゴムが下落した場合、JPXゴムRSS3号の活発限月の7月限も下押しされ
る。7月限は、2月6日以降、260〜280円前後でのレンジ相場を形成しつつある
が、昨日、378.7円まで上昇後、切り返されたことから、今日はレンジの下限に接
近する可能性がありそうだ。

 午前9時45分時点の円相場は1ドル=151.68円付近で推移している。

 午前9時45分時点のゴムRSS3号活発限月の7月限は同0.8円安の370.7
円。今日の日中、予想される6月限のレンジ360.0〜375.0円前後。

 今後一週間先までのRSS3号7月限の予想レンジは350.0〜390.0円。
テクニカルからの下値支持線は360.0円(節目)、上値抵抗線は380.0円(節
目)。

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