ゴム市況=総じて上昇、上海ゴムの下げ幅縮小や円安を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                RSS3                       TSR20
   2025/02      2025/07       2026/01        2025/03        2026/02
 377.5  + 2.4   374.1  + 2.6   379.0   0.0     309.0  0.0   310.0   0.0
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    上海ゴム  5月限   17,830  - 65元 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて上昇。序盤は上海夜間安に加え、ドル・円が一時1ドル=
151円台前半の円高に振れたことを嫌気して、地合いを緩めた。ただ中盤以降は、上
海ゴムが下げ幅を縮小したことやドル・円が円安方向に推移したことから、買いが先行
し、プラスサイドに振れた。TSR20は、出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比変わらず〜3.4円高。活発限月の7月限は同
2.6円高の374.1円、期先26年1月限は同変わらずの379.0円、総出来高
は943枚、TSR20は全限が同変わらず。

【中国自動車生産はしっかりだが】
 17日、中国汽車工業協会が日発表した1月の国内新車生産台数は前年同月比1.
7%増の245万台、同販売台数は0.6%減の242万3000台、輸出台数は6.
1%増の47万台となった。
  国内販売の減少を輸出が補った格好となっている。。中国は、依然として不動産不
況が続いている。このため、自動車などの耐久財の購入意欲が減少しているとみられ
る。中国は世界最大の天然ゴム消費国であり、同国景気の減速は天然ゴム市況にとって
弱材料視される。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は序盤は売りが先行した
が、中盤以降は一転して買い優勢となり、1.0〜1.5セント高で推移している。
 上海ゴムは、総じて小安い。中心限月の5月限は、夜間取引では売りが優勢となり、
前営業日比160元安の1万7735元で取引を終えた。だが、日中取引に入ると、
徐々に買いが先行し、終盤に差し掛かると1万7940元まで水準を引き上げる場面が
あった。

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