[本日の見通し]石油=堅調、季節的に米ガソリン需要は上向き

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2025年7月限は堅調。ただ、夜間取引の値幅内を維持し
ており、動意は限定的。
 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、ガソリン需要の4週間移動平均は
日量836万1000バレルまでやや増加した。例年の傾向に沿って、ガソリン需要は
上向く傾向にあり、春から夏へと拡大していく可能性が高い。
 トランプ米大統領による改革の一環として、海外援助と称して浪費を続けていた国際
開発局(USAID)が閉鎖されたほか、軍事費も含めて、その他の機関の無駄な支出
が大規模に削減される方向にあり、切り詰めた歳出が米経済のために使われるなら刺激
するだろう。一人当たり5000ドル規模の還付が検討されているとの報道もあり、消
費への効果は大きそうだ。
 時間外取引でニューヨーク原油4月限は前日比0.23ドル高の72.71ドルで推
移。本日これまでのレンジは72.53〜72.77ドル。
 原油7月限の予想レンジは6万8300円から6万9300円、ガソリン先限は8万
5500円から8万6500円、灯油先限は8万7500円から8万8500円。
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