−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2025/03 1023.25 1031.50 1011.00 1011.50 -11.25 2025/05 1037.75 1045.75 1025.00 1025.75 -11.50 2025/07 1051.75 1059.50 1039.25 1040.00 -12.00 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比) 先物 210,423 273,596 783,200 (- 19,421) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払 っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後 4時現在の数値です。 ======================================= *米気象庁発表の6−10日予報(3月6日−3月10日) コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は下回る〜平年並。 コーンベルト東部の気温は平年並。雨量は平年を下回る〜平年並。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 大豆は揃って続落。前日比は12.25〜8.25セント。期近5月限は前日比 11.50セント安の1025.75セント。 南米の天候回復に加え、米トランプ政権による3月4日からのカナダ・メキシコから の輸入関税引き上げの動きや、2月4日に10%輸入関税が発動された中国に対しては さらに10%上乗せされるとの姿勢が示されるなか、米中貿易戦争の激化とこれに伴う 輸出用需要の縮小が懸念され、売り優勢となった。 3月限は1037.75セントで取引を開始。アジアの時間帯前半に1045.75 セントの高値を付けた後に軟化しながらも1040セントの節目を下値支持線としてい たが、シカゴの時間帯には急落に転じた。今年1月10日以来の安値となる1025 セントまで軟化し安値に近い水準で引けを迎えた。 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気 概況及び予報を要約)。 <ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州> パラナ州、サンパウロ州などではこの24時間は局地的な降雨となり、気温は平年を 上回った。今週は3月2日まで局地的な降雨となるが3〜4日は降雨は発生しないだろ う。気温は3月4日まで平年並〜平年を上回る見込み。 少雨傾向は作付されたばかりの穀物にとって好ましい状況ではない。 <ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部> 西部〜中部を中心に雨季の降雨が続いている。今週に入ってからの降雨の影響で大豆 の収穫及びサフリーニャコーンの作付けを適時に終わらせることが困難となっている。 3月3日の週も同様の状況が続く見通し。 <アルゼンチン全域> 降雨が続いているため2月上旬の高温乾燥による影響を受けた作柄が悪化が避けられ ている。この週末から来週にかけて引き続き前線が接近するため、引き続き降雨になる と予想される。ただ、前線が停滞し雨量が増加し過ぎた場合、3月後半に迎える収穫期 を前にして土壌水分が過剰な状態になるリスクもある。 大豆製品は大豆粕はまちまち、大豆油は下落。ともに大豆安が圧迫要因となり、大豆 粕5月限は一時は昨年12月20日以来の水準まで軟化。ただ天候は回復しながらも 1月、2月の高温乾燥による影響から主要生産国であるアルゼンチンの生育不安がくす ぶるなか買い戻され、この日の下落幅は縮小して終えた。 大豆粕3月限は前日比変わらずの300.20ドル。 今日の材料 ・ブラジル産地南部では少雨傾向となる見込み。作付されたばかりのサフリーニャ コーンにとっては降雨が望ましい。 ・ブラジル産地中部は雨がちな天気に。一部で大豆の収穫やサフリーニャコーンの作付 遅れが発生。 ・アルゼンチン産地では雨勝ちの天気となり大豆やコーンの生育には適した状態に。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。