日経225先物は11時30分時点、前日比770円安の3万7090円(-2.03%)前後で推移。寄り付きは3万7320円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万7310円)にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まった。現物の取引開始時に3万7430円まで下げ幅を縮めたが、ボリンジャーバンドの-2σ(3万7450円)を捉えることはできなかった。その後は中盤にかけてショート優勢の流れが強まり、一時3万6810円と、‐3σ(3万6810円)水準まで下落幅を広げる場面もみられた。 米政権による関税政策の強化や為替市場での円高進行、さらに米政権がウクライナへの軍事支援をすべて停止する方針を示したと伝えられるなか、リスク回避姿勢に向かわせた。日経225先物は売り一巡後に-2σ水準を試したものの、同水準を突破することができず、ショート優位の需給状況になった。-3σまで下げたことで、いったんは売られ過ぎによるショートカバーを誘う動きが意識されやすいが、戻りの鈍さが目立つ局面では短期的ながらもショートを仕掛けてくる可能性はあるだろう。 NT倍率は先物中心限月で13.74倍に低下した。一時13.70倍で下げる場面もみられており、昨年8月6日につけた13.65倍に接近してきた。同水準を割り込んでくるようだと、2023年9月下旬につけた13.55倍が射程に入ることで、一段とNTショートに振れやすくなりそうだ。 株探ニュース
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