[今夜の視点]シカゴコーン=5月限は450セント台を維持できるかが焦点

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引はもみ合い。午前に前日の安値を割り込む場面もあったが、
その後は戻している.5月限は450セント台半ばを中心としたもみ合い。
 後述するように輸出需要は引き続き好調だが、トランプ米大統領の「関税攻撃」で貿
易摩擦懸念で弱気のセンチメントが優勢となっており、加えてチャート悪化によるテク
ニカル売りも出やすい状況のため、引き続き弱気のバイアスの強い展開が続くか。差し
当たり5月限は450セント台を維持できるか否かが注目されよう。
 今夜は4日から発動される予定のカナダ、メキシコに対する25%の輸入関税が実際
に実施されるのかが焦点となりそうだ。

 前日のシカゴは期近から大幅続落。週間輸出検証高は135万トン台と高水準だった
ものの、トランプ政権が4日からカナダとメキシコに25%の輸入関税を発動して、さ
らに中国に10%上乗せすることで、今後の貿易摩擦懸念に圧迫された。また直近の安
値をさらに割り込んだことで、チャート面からの売り圧力も強く下げ幅が大きくなっ
た。

 5月限は454.50セントまで下落した後、引けも466.25セントと、ほとん
ど戻さなかった。

<今夜の予定>
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】 19:00 雇用統計 2025年1月(EUROSTAT)
◆ アメリカ ◆
【工業】 3/5 06:30 週間石油統計(API)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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