ドル円は一時リスク警戒の売りが強まるも、株安一服で反発=NY為替概況 きょうのNY為替市場、朝方ロンドン市場のドル安円高が継続する形となり、東京朝の安値に並ぶ148円60銭前後を付けた。欧州株や米株先物の軟調な動き、さらにそうした株安を受けたリスク警戒感からの安全資産としての米債価格の上昇(利回りの低下)を受けたドル売りが強まった。 もっとも売り一巡後は反発となった。米債利回りは4.25%から4.20%を割り込むところまで下げたが、週末を前に流石に行き過ぎ感はもあり反発。ドル円は149円00銭前後まで戻した。149円前後がいったん重くなり、その後少し売りが出たが、序盤大きく下げた米株式市場にハイテクを中心とした買い戻しが入り、リスク警戒の円買いが一服。円売りが一気に進む形で149円30銭台まで上昇し、週の取引を終えている。 ユーロドルは米債利回り低下を受けたユーロ高ドル安に、朝の水準をわずかに超える1.0861を付けた。米債利回りが持ち直すと、上昇分を解消。さらに勢いがついて売りが出る展開となり、一時1.0798を付けた。ただ週末を前に行き過ぎた動きにも警戒感があり、少し戻している。 ユーロ円はロンドン朝に162円台を付ける上昇を見せていたが、ドル円の下げもあって売りが強まると、上昇後に大きく下げたユーロドルの動きもあって160円75銭までと大きな売りが出た。ドル円の反発などに161円台半ば超えまで反発とやや荒っぽい動きを見せている。 ポンド円も同様にロンドン朝の193円59銭から大きく下げ、一時192円04銭を付けた。大台を何とか維持したことで193円前後まで反発を見せた。 政治情勢などを警戒視、19日に36.70リラ台から、30分ほどで10%超のリラ安でリラの対ドルでの最安値41.297wotu付け、その後38.00前後での推移となっていたドルリラは、いったん38.20前後を付けた後、少し落として37.70リラ台での推移。 MINKABU PRESS
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