トランプ米大統領は、ベネズエラ産原油の輸入国に対して25%の関税を課す方針を 示した。4月2日に相互関税と同時に発効する見通しになっている。既にシェブロンに 対してベネズエラ石油事業からの撤退が指示されているが、今後は米国以外との取引削 減も目指すことになる。イラン産原油の主な輸出先は中国だが、一方でその大部分は単 純な石油貿易ではなく、中国向け債務の返済のために原油が輸出されている模様だ。中 国はベネズエラ支援の巨額投資の返済として、原油を受け取っている。このため、新た な制裁に大きな効果があるのかは不透明だが、中東でも混乱が加速しているタイミング だけに、原油相場は買いで反応している。なお、ベネズエラはイラン産軽質油を輸入 し、自国の重質油と混合して輸出するオペレーションも行っている。その意味では、対 イラン制裁の延長線上の動きとも言えよう。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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