−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ニューヨーク原油(NYMEX) 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2025/05 71.39 72.10 71.03 71.20 - 0.28 2025/06 70.84 71.52 70.58 70.74 - 0.21 2025/07 70.22 70.83 70.02 70.18 - 0.14 推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比) 未入電 910,543 1,834,204 ( - 5,607) 帳入値 前日比 ヒーティングオイル 2025/05 228.89 + 0.95 2025/06 226.55 + 0.64 改質ガソリン 2025/05 230.25 + 1.18 2025/06 228.91 + 0.86 注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高 値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ニューヨーク原油の期近は反落。期近2限月は0.28〜0.21ドル安。その他の 限月は0.14ドル安〜0.18ドル高。 米国の相互関税についての発表を控えて神経質な雰囲気が継続し、売りが優勢となっ た。相互関税はすべての国が対象となる見通しで、税率次第では世界的な景気悪化懸念 が強まる。トランプ大統領は米東部時間2日午後4時(日本時間3日午前5時)から、 ホワイトハウスのローズガーデンで開催される「米国を再び豊かに」のイベントで演説 する。 米中央軍のマイケル・クリラ司令官がイスラエル入りし、イラン攻撃が近いとの観測 が高まったことは相場を支えた。イスラエルのチャンネル14は、大規模なイラン攻撃 がまもなく始まり、第二次世界大戦以来の規模となると伝えている。先月、米国とイラ ンは書簡をやりとりした後、トランプ米大統領はイランを空爆すると警告している。イ ランの核開発を巡り、米国はイランに対して威圧的に協議開始を迫っているが、トラン プ政権第1期の遺恨もあり、イランは協議に前向きではない。 米国の介入があっても、ウクライナ停戦が不透明であることも支援要因。ロシアのセ ルゲイ・リャブコフ外務次官は「ウクライナ戦争を終わらせるための米国の提案を現状 のまま受け入れることはできない」、「提案は、モスクワが紛争の原因とみなす問題に 対処していない」と述べた。米フォックスニュースによると、トランプ米大統領はロシ アのプーチン大統領に不満を抱いており、包括的停戦協議を遅らせていると考えている ようだ。関係筋の発言として伝えられている。時間稼ぎしているロシアに対して、米国 は影の船団を含めた制裁を検討しているもよう。 時間外取引で5月限売り買い交錯。通常取引開始にかけては72.10ドルまで強含 んだものの、買いは続かず。引けに向けて弱含むと、71.03ドルまで水準を切り下 げた。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。季節的に米国の需給が引き締まっ ていく見通しであることが相場を支えた。 今日の材料 ・トランプ米大統領はウクライナやロシアの首脳に不満=米報道官 ・ディエゴガルシア島の基地ではイラン空爆を準備=独ビルト紙 ・米石油協会(API)が引け後に発表した米週間石油在庫統計 ・原油在庫は前週比603万7000バレル増 ・ガソリン在庫は同162万8000バレル減 ・留出油在庫は同1万1000バレル減 ・オクラホマ州クッシングの原油在庫は前週比224万4000バレル増 MINKABU PRESS
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