需給緩和見通しの織り込みが優勢になる見通し。供給過剰見通しが強く、70ドル割 れ定着から、65ドル割れが試されよう。米通商リスクは急激に高まっており、基調は 引き続き下向きになる。年初から中国経済が予想外に底固さを見せていることはポジテ ィブだが、需給緩和見通しの修正は難しいだろう。ウクライナ、中東共に先行き不透明 感が強く、イランやベネズエラ産石油に対する経済制裁の動きも警戒されるが、石油輸 出国機構(OPEC)プラスは大規模な増産余力を抱えており、地政学リスク織り込み の上昇はこれまでと同様に売り場になる見通し。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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