【↓】日経平均 大引け| 急反落、米相互関税でリスク回避の売り優勢 (4月3日)

配信元:株探
著者:Kabutan
日経平均株価
始値  35041.67
高値  35044.73(09:02)
安値  34102.00(09:09)
大引け 34735.93(前日比 -989.94 、 -2.77% )

売買高  27億1254万株 (東証プライム概算)
売買代金  5兆9136億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は急反落、一時1600円超下げる場面も
 2.日本時間早朝に発表された「相互関税」を警戒視
 3.急速な円高も嫌気、半導体や自動車の下げ目立つ
 4.日銀の利上げ後ずれ観測で銀行も大きく売られる
 5.取引終盤は下げ渋る、売買代金は5.9兆円と高水準

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比235ドル高と反発した。相互関税の発表を控えて様子見ムードが広がる中、米政府効率化省に関する市場の過度な警戒が後退し買いが優勢となった。

 東京市場では、リスク回避目的の売りが噴出し、日経平均株価は急落。一時3万4100円台まで水準を下げる場面があった。終値でも3万5000円台を下回った。

 3日の東京市場は、リスクオフの流れが一気に加速した。前日の欧州株市場では独DAX、仏CAC40などが下落したが、米国株市場ではハイテク株中心に買い戻され、NYダウなど主要株価指数は揃って上昇した。しかし、米株取引終了後の日本時間早朝にトランプ米大統領が発表した「相互関税」の内容を受け、市場センチメントが一気に冷やされた。米関税による世界経済への影響が懸念される形で、朝方から先物主導で日経平均は大きく下値を探る展開に。為替が急速に円高方向に振れたことで、自動車株が下落したほか、日銀の利上げが後ろ倒しになるとの思惑から、メガバンクをはじめ銀行セクターへの売りも目立った。日経平均は一時1600円超の下げをみせる場面もあったが、取引終盤に下げ渋った。プライム市場の値下がり銘柄数は全体の9割近くに達した。なお、売買代金は5兆9000億円台と高水準だった。

 個別では、売買代金トップとなった三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が大幅安で下値模索を継続。三菱重工業<7011>、川崎重工業<7012>、IHI<7013>など防衛関連も軒並み値を下げた。トヨタ自動車<7203>も安い。ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連への売りが目立ち、フジクラ<5803>も大幅安。住友ゴム工業<5110>が値下がり率トップに売り込まれ、キオクシアホールディングス<285A>、JVCケンウッド<6632>などの下げも際立っている。
 半面、三菱商事<8058>が頑強。武田薬品工業<4502>、第一三共<4568>などの医薬品株がしっかり。フジ・メディア・ホールディングス<4676>が異色の上値追い。ゲオホールディングス<2681>が値を飛ばしたほか、新光電気工業<6967>、GMOインターネット<4784>は連日の大幅高となった。良品計画<7453>、神戸物産<3038>、ニトリホールディングス<9843>など円高メリット株にも買いが集まった。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はニトリHD <9843>、良品計画 <7453>、第一三共 <4568>、三菱商 <8058>、中外薬 <4519>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約28円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、ファストリ <9983>、SBG <9984>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約330円。

 東証33業種のうち上昇は陸運業、医薬品の2業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)小売業、(2)食料品、(3)電気・ガス業、(4)不動産業、(5)倉庫運輸関連。一方、下落率の大きかった5業種は(1)銀行業、(2)海運業、(3)証券商品先物、(4)非鉄金属、(5)ゴム製品。

■個別材料株

△アダストリア <2685> [東証P]
 3月既存店売上高が3ヵ月ぶり前年上回る。
△Syns <290A> [東証G]
 小型SAR衛星の成長期待続き押し目待ちの買い集める。
△神戸物産 <3038> [東証P]
 米国の相互関税発表後に円高が加速で堅調推移。
△コーテクHD <3635> [東証P]
 「スイッチ2」向け3タイトル発売を材料視。
△フジHD <4676> [東証P]
 ダルトン系が取締役5人の留任を批判し経営陣交代要求と伝わる。
△GMOインタ <4784> [東証P]
 グループ再編による業績変貌。
△良品計画 <7453> [東証P]
 3月既存店売上高が14ヵ月連続で前年上回る。
△西松屋チェ <7545> [東証P]
 26年2月期は4期ぶり最高益更新計画を評価。
△Uアローズ <7606> [東証P]
 3月既存店売上高が15ヵ月連続前年上回る。
△カドカワ <9468> [東証P]
 子会社フロム・ソフトウェアの新作ゲーム発表。

▼三菱UFJ <8306> [東証P]
 相互関税発表後に米長期金利が時間外で急低下。
▼野村 <8604> [東証P]
 株急落で売買手数料への影響を警戒。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)新光電工 <6967>、(2)GMOインタ <4784>、(3)フジHD <4676>、(4)ゲオHD <2681>、(5)アダストリア <2685>、(6)Uアローズ <7606>、(7)カドカワ <9468>、(8)コーテクHD <3635>、(9)神戸物産 <3038>、(10)ナガイレーベ <7447>。
 値下がり率上位10傑は(1)住友ゴ <5110>、(2)キオクシア <285A>、(3)JVCケンウ <6632>、(4)住友ファーマ <4506>、(5)メイコー <6787>、(6)アシックス <7936>、(7)コニカミノル <4902>、(8)名古屋銀 <8522>、(9)りそなHD <8308>、(10)楽天銀 <5838>。

【大引け】

 日経平均は前日比989.94円(2.77%)安の3万4735.93円。TOPIXは前日比81.68(3.08%)安の2568.61。出来高は概算で27億1254万株。東証プライムの値上がり銘柄数は169、値下がり銘柄数は1448となった。東証グロース250指数は626.75ポイント(8.32ポイント安)。

[2025年4月3日]


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